誼(よしみ)
「誼」という言葉の意味をご存知でしょうか?何となく聞いたことのある言葉かと思いますが、人とのつながりや、付き合いに関して使われるとしか意味が完全には分からないかと思います。今回は「誼」について詳しくご紹介していきます。
誼の意味とは
「誼」とは、親しみがある関係や、縁のある人とのつながりを意味しています。
人とのただの付き合いではなく、情のある付き合い、親しみの気持ちが湧くような関係を表しています。
また、相手から受けた好意に感謝する際などに使われます。目上の人に使うことは失礼に当たるので気を付けなければなりません。
現代では、結婚式のスピーチなどで使用される「ご厚誼」という言葉がありますが、「誼」が含まれています。この言葉も親切にしてもらっていることを伝える際に使用します。
誼の由来
「誼」は「好」と書くことができます。
この言葉の起源としては、乱世時代に戦いに出向く際、家屋の儀礼の調理を意味していて、人によって宜しいとされる正しい道を表しています。
漢字の意味としては、取っ手のある刃物と口、屋根の形とまな板の上に肉片をのせた状態の図が組み合わさってできたものとされています。
誼の文章・例文
例文1.どんなにつらいことがあろうと、古くからの誼で彼を見捨てていくことはできない。
例文2.借金が多くて困っているなら、親友の誼で私はあなたの力になります。
例文3.同業の誼だし、いずれまた役に立ってくれるかもしれない。
例文4.兄弟分の今までの誼に免じて俺の頼みを聞いてくれ。
例文5.お隣さんが生活に困っているようで、近所の誼で、今夜のご飯を分けてあげた。
誼が無くとも、困っている人を助けてあげられる人になりたいですね!
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誼の会話例
うぅぅ…このままじゃ借金が増えていく一方だよ…助けてくれないか。
もちろんだよ!幼いころからの誼もあるし、困っている人をほっとけないタイプなんだ!
本当に?すまないな。いつも助けてくれて心から感謝してる。
なーに!困ったときはお互い様さ!
こんな熱い友情を見ると火傷してしまいそうですね。
誼の類義語
「誼」と関連する言葉には「宥和」「高誼」「縁故」「修好」「情誼」などがあります。
誼まとめ
今回は「誼」について詳しくご紹介しました。
良い意味での人とのかかわりを意味していて、素敵な言葉ですね。