論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず)
「論語読みの論語知らず」とは、本に書いてある理論・理屈を知っているだけで、実際の社会生活における行動に伴わないことです。書物の内容を理解できても、その内容は身に染みていなくて、実行することができない人のことを指しています。例えるならば、鉄棒の逆上がりをしようとして、理屈はわかっていても、それを実行できない人のことです。私も、理屈はわかるけど、体が思うように動かないことが多々ありました。
この記事の目次
論語読みの論語知らずの意味とは
「論語読みの論語知らず」の意味は、「書物の内容を理解しているが、実行が伴わないこと」で、嘲るときに使います。そのため、「論語読みの論語知らず」を使うときは注意が必要ですね。
論語読みの論語知らずの由来
朱子の著書『論語序説』に登場する程子の言葉の一部が由来となり、「論語読みの論語知らず」という言葉が生まれました。
「論語」を語ることができても、その教えを実行できずに真髄を分かっていないない愚かものを嘲る言葉として使われます。
論語読みの論語知らずの文章・例文
例文1.先生は道徳を教えてくれますが、女子高生と付き合っているので論語読みの論語知らずな人だ。
例文2.彼はファッション誌を毎月購読しているようだけど、論語読みの論語知らずでいつまでも服がダサい。
例文3.先輩は、たくさんの資格を持っているが、業務の効率は悪いし、生かせていない。まさに論語読みの論語知らずを体現している人だ。
例文4.父は魚釣りの本をたくさん読んでいるけど、論語読みの論語知らずで、いつもボウズで帰ってくる。
例文5.姉は、母の料理についていつも文句を垂れているけど、実際には料理ができないようで、論語読みの論語知らずな人だ。
「論語読みの論語知らず」を使った例文となります。
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論語読みの論語知らずの会話例
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昨夜、先輩と飲みに行ってきたんだけど、大変だったよ。
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そういえば、昨日一緒に行くって言ってたわね。それで、どうしたの?
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どうせ口だけなのに、給料を上げるには~とか自慢げな顔して話してきたんだよ。
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役職も給料もあなたの方が上なのにね…論語読みの論語知らずな人だわ。
論語読みの論語知らずの類義語
「論語読みの論語知らず」と関連する言葉には「ボウズの不信心」「学者の不信持ち」「医者の不養生」などがあります。
論語読みの論語知らずまとめ
今回は、「論語読みの論語知らず」について説明しました。
口だけの人にたいして「論語読みの論語知らず」ということがわかりました。知識だけ身につけても、それを生かせないようじゃ宝の持ち腐れになってしまいますので気を付けたいところです。