「諫言」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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諫言(かんげん)

「諫言」は歴史書や仏教用語に登場する雰囲気を醸し出す言葉ですよね。実際に歴史小説などに度々登場しますが、一般的には馴染みの薄い言葉となっています。また、注意するという意味が分かっていても、目上や先輩に対する注意と正確に認識できているのは、限られた人だけではないでしょうか? そんな馴染み薄いが覚えて損はない言葉の「諫言」についての解説となります。

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諫言の意味とは

「諫言」の意味は以下の通りとなります。
 (1)目上の人を諫める、注意する言葉。
 (2)年上に対し、過失を注意や進言する事。
 (3)主に目上の人に、過ちを指摘し改めるように申し出る。
基本的には全て同じ意味で、単なる注意や進言ではなく、年上や目上の人など立場が上の人に対し、年下など目下の者が進言する事となります。今では注意と一緒くたな感も否めませんが、戦国時代など昔は上下関係が絶対なので、歴史小説ではその状況では必ず「諫言」が使われています。

諫言の由来

奈良時代の歴史書「日本書紀」によると、「皇子乃ち諫(イサメコト)に従ひて止(や)みぬ」という一文があり、禁止・禁じたこと・禁じた言葉という意味が「諫言」にはありました。また、南北朝時代の軍記物語「太平記」では、「三千余騎の兵共、大将の諫言に力を得て」という一文も残されています。中国の君主をいさめる五つの方法を記した「五諫」(ごかん)には、「君主の心情に応じた臣下の諫言が必要」とされています。

諫言の文章・例文

例文1.飲み会で、生意気にも後輩から諫言を受けてしまった。
例文2.諫言を両親にしたら、逆に正論で反論されてしまった。
例文3.人間関係を円滑にするなら、不用意な諫言は控えるべきだ。
例文4.諫言を上司や先輩にするなら、タイミングを見極める。
例文5.諫言をする事で、見事に出世をした先輩もいる。

「諫言」は上司や先輩に使うというパターンが多くなります。

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諫言の会話例

  • 上司に単なる文句を言うのも、諫言に当たるのかな?

  • 多分…、それは違うよね。相手に対して失礼ないよう、有意義となる進言が諫言の根底にはあると思う。単なる文句や小言は、諫言ではないよね。

  • やっぱりそうだよね。上司に怒られる覚悟もあって、それでも相手の為になると思って、苦言を呈するという感じだよね。

  • そうそう。上手に諫言できれば、あなたの評価もグッと上がるよ!

「諫言」と小言の違い、上司に失礼ないように発言する事を促す会話内容です。

諫言の類義語

「諫言」の類義語には、「忠告」「警世」などの言葉が挙げられます。

諫言まとめ

「諫言」は、目上の人に間違いを指摘する意味があります。あまり頻繁に使う言葉ではないですが、上司や先輩に対し、正論で指摘をするのは注意や忠告ではなく、正しくは「諫言」となります。この微妙な意味の違いを知る事で、歴史小説なども行間を読めるようになり、本来の気持ちや意向を理解できるようになります。

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