「諫言耳に逆らう」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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諫言耳に逆らう(かんげんみみにさからう)

諫言というものは、とてもありがたい言葉なのですがその言葉を素直に受け入れるのか難しいです。しかし、こうした言葉をかけてくれる人がいるとすれば良い人に恵まれていると言えるでしょう。
素直に受け入れることのできない人に対して、「諫言耳に逆らう」という言葉をきいたことがあるかもしれません。この言葉についての意味を詳しく見てみましょう。

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諫言耳に逆らうの意味とは

諫言耳に逆らうという言葉の意味は、諫言(諫言という言葉は、その人のためを思って不正や欠点を改めるようにいさめる言葉です)は聞く者にとっては耳が痛く、素直に聞き入れることが難しいという意味です。

諫言耳に逆らうの由来

「諫言耳に逆らう」自体の言葉の由来とは異なってしまうのですが、同義の言葉に「忠言耳に逆らう」があります。この言葉の出典は孔子が説く「論語」から漏れた孔子一門の収集したとされる古書、「孔子家語」です。
「孔子曰く、良薬は口に苦けれども病に利あり、忠言は耳に逆らえども行いに利あり」という言葉がでてきます。「孔子が言うには、よく効く薬は苦いが病によく効き、忠言は耳に痛いがよい行動をするのには役立つ」という意味を表しています。

諫言耳に逆らうの文章・例文

例文1.あの人は課長の言葉をまるで聞いていない。諫言耳に逆らうとはこのことだ。
例文2.諫言耳に逆らうという言葉の意味をきちんと分かっているが、そうせざるを得ないときだってあるはずだ。
例文3.あの人には、諫言耳に逆らうという言葉があることを言わないと自分を顧みないように思う。
例文4.諫言耳に逆らうという言葉は、忠言耳に逆らうと同義であり、忠告耳に逆らうという言葉はない。
例文5.この間の会議で部長がぽつりと「諫言耳に逆らうか・・・」と言っていたのを聞いてしまった。
諫言、忠言というものはとても耳に痛く、聞いていたくないと思う人もいるでしょう。しかし、そのときに素直に聞き入れるかどうかであなたの器が試されているのかもしれません。

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諫言耳に逆らうの会話例

  • この提案書だが、この部分本当にこのデータの計算方法で正しいのか?もう少し先輩の意見も聞いてみたほうがいいんじゃないかと前も言ったはずだが。

  • そうですね、先輩に聞いてみます。また、午後に確認をお願いいたします。

  • この指摘ももう何度目だと思っているんだ。諫言耳に逆らうとはよく言ったものだな。

  • すみません。もう一度精査してみます。ですので、またご確認のほどよろしくお願いします。

あなたの職場にも何度も同じ指摘されている人を見ることがありませんか。諫言耳に逆らうという言葉を言われないように普段の行動にも気を付けたいですね。

諫言耳に逆らうの類義語

諫言耳に逆らうの同義語に「忠言耳に逆らう」という言葉もありますが、意味は同じです。

諫言耳に逆らうまとめ

諫言というものは批難すればいいというものではありません。前提として、「本人のことを思って」という気持ちの上ということが大切なのです。当人に対して、必ずしもほめるだけが良いことだとは限りません。そのことを踏まえ、間違えた時にはきちんとそれを正すことも必要なのです。
そんな人は、残念ながら多くはありません。あなたの周りにはいますか。もし是だとしたら、感謝の言葉を言ってみるのもいいかもしれません。

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