赤子の手をひねる(あかごのてをひねる)
「赤子の手をひねる」とは、まるで力のない赤ちゃんの手を捻るように簡単だという例えのことわざです。一見、“赤子の手をひねる”などと言われると少し凶暴なイメージもあるかもしれませんが、力のない赤ちゃんを例えに使うことで、そのくらい簡単にできてしまうということを示しています。それでは、「赤子の手をひねる」について解説していきます。
赤子の手をひねるの意味とは
「赤子の手をひねる」とは、以下の意味の通りとなります。
・力が弱く抵抗できないものは、いとも簡単に扱えてしまうものである
・物事を行うことが極めて容易である
・力の差があるものを容易く負かす
何も力がなく、自分で考えることもない赤ちゃんを例えに使うことで、そのくらい簡単だということを表しています。ただ、これはそのくらい簡単であるという、あくまでも例えなので、実際には赤子の手を捻るなんて事は絶対にしないように気を付けましょう。
赤子の手をひねるの由来
まだ小さくて力など持っていない無抵抗な赤ちゃんの手を捻るくらい簡単ということが由来となっています。
赤子の手をひねるの文章・例文
例文1.赤子の手をひねるくらいの相手だから手加減をした。
例文2.成績優秀の彼にとっては、次の模試も余裕だろう。まさに赤子の手をひねるようだ。
例文3.圧倒的大差で敗れてしまい、まるで赤子の手をひねられたかのような試合だった。
例文4.先生の目を盗んで授業をサボるのも、今となっては赤子の手をひねるようなものだ。
例文5.この仕事は、赤子の手をひねるような内容で、時間が余ってしまった。
「赤子の手をひねる」についての例文です。とても簡単ということを表しています。
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赤子の手をひねるの会話例
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営業部トップのYさんは、今年もずば抜けた成績だったね。
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さすがだよね。
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Yさんにとっては、営業も赤子の手をひねるようなものなんだろうな。
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今度どんな営業してるのか教えてほしいね。
営業成績トップのYさんにとっては、営業も赤子の手をひねるようなものということですね。
赤子の手をひねるの類義語
「赤子の手をひねる」の類義語は、「赤子の腕をねじる」、「鎧袖一触(がいしゅういっしょく)」などです。
赤子の手をひねるまとめ
赤ちゃんの手をひねるくらい簡単という例えのことわざでした。これはあくまでも例えで、本当に無力で無抵抗の赤ちゃんの手をねじるのは虐待となりますので、解釈を間違えないよう気を付けましょう。