「辛辣」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

辛辣(しんらつ)

「辛辣」は、あまり良い印象がない言葉ですよね。サラリーマンなどで毎回、上司から「辛辣」な言葉を投げ掛けられているなら、耳にするのも嫌ではないでしょうか? 大人になると何かと、「辛辣」な状況に追い込まれる事もありますが、実際にはどのような意味や由来などが込められていたのか、詳しく調べてみました。

[adstext]
[ads]

辛辣の意味とは

「辛辣」の意味は以下の通りとなります。
(1)言葉や表現、見方が非常に厳しい。
(2)批評や論評が厳しい。
(3)味がとても辛い。激辛。
「辛辣」は二つの意味に分類でき、一つは味覚における辛さで特に激辛な場合となります。もう一つが、辛口な意見や論評などに代表される言動や表現がとても厳しい場合です。しかし、度を越した辛口意見は単なる文句や誹謗となります。辛味は料理においてスパイスであり、それによって完成される場合もあります。好き嫌いがあるにしろ、「辛辣」な味を求めている人がいるのも事実です。批評や論評などの場合は的を得ている、多くの人が共感できる「辛辣」な意見なら問題ありませんが、ネット掲示板のような単に芸能人などを罵詈雑言で攻撃するのは、「辛辣」とはなりません。

辛辣の由来

残念ながら「辛辣」についての詳しい由来などは不明です。中国語の「辛辣」が日本に伝わったのは間違いありませんが、具体的な詳細などが分かりません。中国語でも意味は日本とほぼ同じで二つの意味があり、味覚としての辛さと言論や文章などにおける厳しさとなります。厳密には、味覚では刺激が強い、辛味が強いなどの意味です。日本に残る文献としては、室町時代の往来物「庭訓往来」(当時の教科書)に「辛辣」を使った漢文が残されています。

辛辣の文章・例文

例文1.彼女が初めて手料理を振る舞ってくれたが、あまりの辛辣な味付けに困り果てた。
例文2.わが校の数学教師は問題が解けない生徒に、辛辣で強烈な嫌味をいつも毒付くので、当然嫌われている。
例文3.辛辣な性格だと自己分析していたが、結婚して娘が誕生したら急に丸くなって自分でも驚いている。
例文4.ネット世界では、辛辣を通り越して誹謗中傷の言葉で溢れている。まるで文句を言い合う世界大会のようだ。
例文5.ブラック企業に入社したら、上司が辛辣な言葉や態度を部下に容赦なくあびせる性格だった。それが嫌で数か月で退社した。

「辛辣」は料理の味覚でも、言動などの性格でもあまり良い意味では使われないので、そのような例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

辛辣の会話例

  • 最近、何か変わった事はありました?

  • 特にないけど…、そう言えば最近はネットのレビューなどを書くようになったなー。サイト運営者とかに頼まれてね。

  • どんな風に書くんですか? 少しふざけた感じとかですか?

  • それが結構真面目で時には辛口な批評で、それが好評みたい。自分では辛辣かなーって心配に思うけど、今は少し辛くないと信ぴょう性がないみたいだね。

「辛辣」なレビューをネット上に書いている女性と、それに興味がある男性の会話です。

辛辣の類義語

「辛辣」の類義語には、「精励恪勤」「熱烈峻厳」などの言葉が挙げられます。

辛辣まとめ

「辛辣」は料理における辛口や激辛、それと批評や言動などが厳しいとする二つの意味があります。また、少し前から辛口な芸能人などが人気となっているので、何だかんだ言っても適度な「辛辣」さを人々は求めているようです。

最新の記事はこちらから