「追証」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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追証(おいしょう)

追証とは略語で、正確には追加保証金と表現します。ですが、金融や相場の世界ではこの追証という言葉を用いるのが普通で、追加保証金と正確に使うことはほとんどありません。

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追証の意味とは

追証とは、その正確な表現の追加保証金が表すように、追加で必要になる保証金のことです。その為、「ついしょう」と発音するのかと思えば、実は「おいしょう」が正しい発音です。何故このように発音するようになったのかには諸説ありますが、”保証金の支払いに追い掛けられる”という、この追証が発生してしまうと大変なことになるという状況からという説が有力です。
この追証が発生した場合、その金額を決められた期間内に納めないと、対象の取引は全て強制的に終了となります。それだけでなく、発生した分は借金となり、その後に必ず支払う必要があります。

これが発生するのは、信用取引という形態で取引を行っている場合に限ります。この形態の取引では実際に支払った保証金以上の金額まで取引が可能な為、その金額以上に損失を出してしまうと、不足分を後から支払う必要があるのです。それこそが追証です。

追証の由来

追証の由来はここまでにも書きましたが、追加保証金という言葉を略したものです。この場合の保証金は証拠金とも呼ばれ、信用取引は証拠金取引とも呼ぶことがあります。
そのように、証拠金や証拠金取引と表現した場合も、追加で証拠金(保証金)が必要になった場合には、やはり「追証」と呼ぶのが通例です。それほどこの追証という言葉は、金融や相場の世界では当たり前に使われており、これが発生する恐怖から、”忍び寄る悪魔”とさえ表現されています。

追証の文章・例文

例文1.相場の値下がりで追証が発生してしまった
例文2.明日までに追証を支払わないといけない
例文3.追証が発生しないように現物取引しかしないことにしている
例文4.この取引は毎日追証が発生しないかドキドキだ
例文5.追証が10万円程度で済んでよかった
追証は下手をすると、100万円単位、もしくは1000万円単位のことさえあります。信用取引は相場が上がれば大きな利益を得ることができますが、逆に大変な損害を被ってしまうこともある危険な取引形態なのです。

追証の類義語

追証の類義語には、「追敷」(おいじき)という言葉があります。この言葉は、追証と全く意味は一緒で、昔は追証と並行してよく使われていましたが、今ではあまり聞くことはありません。これもまた、金融や相場の世界だけで使われる言葉です。

追証まとめ

追証は完全な専門用語なので、金融や相場の世界でしか使うことはないでしょう。この言葉を人から普通に聞いた時には、そのような世界に関係している、もしくは個人的に何かしらの取引を行っているのだと考えて構いません。それほど日常生活中では聞くことがない言葉です。

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