逃した魚は大きい(にがしたさかなはおおきい)
「逃がした魚は大きい」とは、手に入りそうだったものを直前に取り損ねてしまい、惜しく思うあまり実際よりも失ったものが遥かに大きく見える事の例えです。実際に、様々な経験であと一歩という場面にまで来たのに、最後の最後で取り逃がしてしまったなんて経験はないでしょうか。今回はそんな、「逃がした魚は大きい」という言葉について説明していきましょう。
この記事の目次
逃がした魚は大きいの意味とは
逃がした魚は大きいの意味は、あと少しで手に入れかけたものを取り逃がし、その惜しみや後悔から、実際の大きさよりも遥かに大きく価値があるように見えることです。特に釣りでは、あと一歩で魚を釣り上げられるというところまで来ると釣り人は歓喜寸前まできますが、それを逃すともなると、そのショックは釣れるはずだった魚の大きさ以上に大きく感じるものです。また、釣り以外の場面においても、様々な場面で用いられ、最近ではMLBのとある球団が、何年か前に元々獲得競争に手を挙げていた大谷翔平選手の現在の活躍を見て、逃した魚は大きいとニュースで報じられていたのも話題の一つになりました。このように、魚に限らず、自身の手元に取り逃して悔しい気持ちも含まれる言葉となっています。因みに、逃がした魚は大きいは、英語では「You don't know what you've got, til it's gone.」と表記されます。「You don't know what you've got, til it's gone.」とは、「魚」は含まれませんが、失った時に、そのものの価値が分かるといった意味になります。
逃がした魚は大きいの由来
この言葉は、「魚」が使われている通り、釣りから来ています。釣れる直前の鯛が三寸の大きさであったとしても、釣り上げる目前で逃すと一尺くらいに大きく見えるということが由来となっています。
逃がした魚は大きいの文章・例文
例文1.あと少しでカンパチが釣れそうだったのに糸が切れてしまい、逃がした魚は大きかった。
例文2.採用面接で落とした子が競合他社に入って大活躍していることを聞き、逃した魚は大きかったと痛感する。
例文3.数年前に別れた元彼が有名な企業の役員になったと知り、逃した魚は大きすぎると後悔する。
例文4.あと少しのところで、他社に契約を取られてしまい、逃した魚は大きいという結果になってしまった。
例文5.まさか2年前にウチを戦力外となった選手が首位打者を取るとは。逃した魚は大きいとはこのことだ。
逃がした魚は大きいを使った例文になります。後悔する時に用いられる言葉になります。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
逃がした魚は大きいの会話例
-
あー、直前でバレちゃった。逃がした魚は大きかったよ~、、。
-
あら、それは残念だったね。でも今見てたけどそこまで大きくはなかったんじゃない?
-
あと少しのところで取り損ねると、本当の大きさ以上に大きく感じるんだよ。
-
そういうことね、よほどショックだったんだね。
釣りで魚を逃がしてしまったことについて話す様子です。因みにバレるとは、釣りの専門用語でもありますが、魚に引っかかっていた針が外れてしまうことです。つまりは逃げられてしまったという事ですね。
逃がした魚は大きいの類義語
逃がした魚は大きいの類義語には、「死ぬる子は眉目よし」「逃げた鰻に小さいはない」などがあげられます。
逃がした魚は大きいの対義語
逃がした魚は大きいの対義語には、取り逃がしたものの価値を下げるよう言い聞かせて安定を図るといった意味の「すっぱい葡萄」があげられます。
逃がした魚は大きいまとめ
逃がした魚は大きいとは、あと少しで取れそうだったものを逃した時のショックにより、逃したものが、そのもの以上に大きく見えるという事でした。人生においても、このような経験は様々あると思いますが、時には悲観的にならずに、また前向きに切り替えていくことも大切なのかもしれません。