「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはおよばざるがごとし)

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は誰もが知っている言葉です。しかし、どのような時がそのような場面なのか、実践ではなかなか使っていない人も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」について由来などを交えて解説していきたいと思います。

過ぎたるは猶及ばざるが如しの意味とは

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は、「限度を超えることは、良くない事と同じ」という事です。私たちの生活の中でも時折起こる状況だと思います。

過ぎたるは猶及ばざるが如しの由来

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の由来は、中国の古典に登場します。皆さんも知っている「孔子」。彼が自分の二人の弟子を見て、一人はキレキレの頭を持っていますが、やり過ぎてしまうこともあり、もう一人はちょっといまいちだったと言います。
その二人のどっちが優れているか？と聞かれた際に、どちらも選べず「中庸の徳」と言ったのが語源になっています。

過ぎたるは猶及ばざるが如しの文章・例文

例文1.連日のハードワークで体を壊してしまい、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」を痛感した。
例文2.無理な契約を無理やり押し込もうと思ったが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」だと、同僚が教えてくれた。
例文3.気が合わない部下に対し、過度な要求をしてしまい「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と自分に言い聞かせた。
例文4.ひたすらに勉強に取組む友達に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とアドバイスをした。
例文5.ダイエットしている友達に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と助言したが、聞いてもらえなかった。
度が過ぎる事に時には良い事がありますが、損をすることがほとんどかもしれないですね。

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過ぎたるは猶及ばざるが如しの会話例

• 隣のお宅が古民家を大型リフォームしたみたい。

• すごいね。そしたら、近代風の古民家になったの？

• うん。そうなんだけど、やり過ぎて古民家の雰囲気が全然残ってない家になってしまったの。

• えー。それはもったいない。まさに過ぎたるは猶及ばざるが如しだね。

何事においても限度があると思います。そこの見極めは難しいですが、なんでも完璧は何かと難点があるんですね。

過ぎたるは猶及ばざるが如しの類義語

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の類義語としては「及ばざるは過ぎたるよりまされり」「薬も過ぎれば毒となる」などが上げられます。

過ぎたるは猶及ばざるが如しまとめ

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」が心に響く方も中にはいらっしゃったのではないでしょうか。何でも完璧主義者は損することが多々あるのではないでしょうか。何事においても、「中庸」が大切だという事が分かりますね。