「過保護」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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過保護(かほご)

親とすると、子供はいつまでたっても子供です。しかし、子供のしつけのバランスというのはとても難しいものです。度が過ぎると過干渉や過保護になってしまうことも。
今回は「過保護」について見ていきます。過干渉との違いも観ていくので、参考にしてください。

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過保護の意味

過保護とは「必要以上に子供を甘やかしたり、したいことを自由にさせること」や、「子供を守りすぎてしまい、成長の機会を与えないこと」を指します。
親は子供を保護すべきですが、同時に教育すべきでもあります。親の子供への態度が「保護」に偏りすぎると、子供が自分で成長する機会を摘んでしまうことになります。
子供が「嫌だ」ということを常に尊重したり、したいと願うことをさせ続けることで、子供は自分の要求はすべて通る者だと思い込み、自己愛が強くなり、身勝手でわがままになり、他者を見下すようになります。
過保護によって育てられた子供の人格は不健全に育ち、独立心が弱く、依存的な性格になります。社会に出た時には「周りの人間を振り回す」「精神的に打たれ弱い」などの弊害が生まれます。

過保護の由来

「保護が過ぎる」と書いて過保護です。一説では、少子化が強まり、核家族化が進んだことによって、愛情を向ける対象が少なくなり、社会的に過保護が進んだともいわれています。

過保護の文章・例文

例文1.あの子はずっと過保護に育てられてきたから、自分の意見が全部通ると思ってる
例文2.ちょっとそれは過保護すぎる。この子に決めさせるべきだ
例文3.過保護な親は自分が過保護だと気付くことができない
例文4.過保護な親は、モンスターペアレンツになりうる
例文5.お弁当を忘れたからって、会社まで親が届けに来るなんて。過保護にもほどがある
過保護というのは、受けている子供や親は気づかないもの。けれども、放置してしまうと社会でとても生きづらくなってしまいます。

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過保護の会話例

  • A子ちゃん、結婚してからどうかな?見た感じは優しそうな旦那さんだったけれど。

  • それがさ、聞いてよ。「魚の骨を取ってくれ」とか、「カニの身を殻から出してくれ」とか言うんだって。全部親にやってもらってたから、自分じゃ何もできない人なんだって。私、それ聞いてぞっとしたわ。

  • えー。そんなやつと結婚しちゃったの?それ、絶対過保護に育てられてるだろ。

  • 自分では何もできない、まるで子供のような大人。過保護とは、とんでもない存在を社会に放ってしまうのですね。

自分では何もできない、まるで子供のような大人。過保護とは、とんでもない存在を社会に放ってしまうのね。

過保護の類義語

過保護に似た言葉として「過干渉」があります。
似ていますが、やや違います。
過保護は子供の要求全てを受け入れたり、親がすべてを代わりにやってあげること。しつけができていない状態です。
過干渉は逆に、しつけが行き過ぎている状態と言えます。子供の意見や意思を無視して親がしょっちゅう口出ししたり、管理しようとするときに過干渉になります。

過保護まとめ

親は子供に対してついつい心配になってしまうもの。自分を客観的に見て、適切なしつけをするのを目指したいですね。

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