適当(てきとう)
皆さんは「適当にやる」と聞いた時どんな印象を持つでしょうか。雑にものを扱ったりやる気のない態度で行うことをイメージする方が多いのではないでしょうか?実は「適当」は雑に行うことを指す言葉ではありません。これからその言葉の意味や使い方を解説していきます。
適当の意味
・目的や状態が程よく当てはまっていること。
・分量、程度が程よい。
・その場に合わせて要領よくいい加減にやること。
適当の由来
「適」と言う字には、基準や条件に適合する、当てはまると言う意味があり、「当」には当てはまる、道理にかなうと言う意味があります。それを組み合わせると「要領よくいい加減にやること」のような意味の「適当」になります。ぴったりというよりは程良くというようなニュアンスで使われることがほとんどになります。
適当の文章・例文
例文1.テストは難しくないけど満点取る必要もないから適当に勉強して部活に専念しよう
例文2.仕上げにオリーブオイルを適当にかけます
例文3.特にこだわりもないのでなんとなく部屋に合いそうな適当な家具を買う
例文4.真面目に全部やるのも大事だけどたまには適当でいいと思う
例文5.彼は良くも悪くも適当に生きている
少し難しい言い回しですが、要領よく、程よくやるという意味で使えば問題ありません。
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適当の会話例
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頼まれてた倉庫の整理だけどあんまりきっちりやっても意味ないし場所もわからなくなりそうだったから適当にやっておいたよ。
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ちょっと!まさか雑においたりその辺にまとめて置いただけとかじゃないでしょうね?
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そんなことしてないよ!大まかにではあるけど使いやすいようにちゃんと分類別に並べたよ!
もしかして適当って言ったから勘違いしてる?適当っていうのは程よく、要領よくやったってことだよ? -
そうなの?知らなかった。ごめんなさい、やってくれてありがとう。
意味を知らずに聞くとこのように勘違いで怒ってしまうこともあるかもしれませんね。
適当の類義語
適当に似た意味を持つ言葉は「程良く」「適任」「適切」などの「そこに当てはまる」言葉が挙げられます。
適当まとめ
誤解されやすい言葉である上に、やはり細かいところを気にしない意味もあるので雑に扱っているように感じる場合があります。実はそれも完全に間違いというわけではありません。適当という言葉をどういう時にどんな風に使うかでも意味や捉え方が変わってしまう可能性があるので使う際には注意しましょう。