重宝(ちょうほう)
食料だったり雑貨だったり、気に入って長期間使用するものなどに対してよく「重宝する」と言いませんか。いくつか意味があるのですが、大体は普段気に入って使用しているものに対して使われているのではないでしょうか。その「重宝」という言葉はどんな意味があるのか深く掘り下げていきましょう。
重宝の意味
重宝という言葉はいくつか意味を持っている為、下記の様な意味になります。
1、便利で役に立つ事、便利なため常に使う事。
2、貴重な宝物(この場合じゅうほうと呼ばれる)
3、貴重なものとして大切に扱う事
重宝という言葉は、普段の生活の中でそれなりに使われている言葉ですので、意味を理解する事と、別の読み方がある事もしっかりと押さえておきましょう。
重宝の由来
重宝の由来は、重宝が「便利な品物」という意で使われるようになったのは、工夫すること、便利なことという意味の「調法」という言葉が混同してしまい、いつからか便利なもののことを重宝するといわれるようになりました。
重宝の文章・例文
例文1.この掃除機は軽くてコードレスなので重宝しています
例文2.大葉は茎を水につけると枯れにくくなりすぐ使い切らなくてもいいので重宝する
例文3.先祖代々受け継がれている重宝が実家にあるらしいがみた事がない
例文4.優しくて気が利く部下を持ったので重宝し育てている
例文5.友人から勧められたノートがものすごく使いやすく重宝している
重宝を使った例文はこのようになります。長く気に入っているものに対して使用されているような印象を受けます。
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重宝の会話例
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この間君にもらった紅茶の茶葉、すごく香りも良くて気に入ったよ。
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本当ですか?良かったです。
私の家にもあるんですけど、結構量があるしミルクでもストレートでも美味しいので重宝してるんです。 -
そうだね、本当にありがとう。うちでも重宝しそうだよ。
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喜んでもらえて良かったです。
プレゼントが気に入ったという会話です。一度試して良かったから何回も使ってしまう、そんな時に重宝するという言葉が使えますね。
重宝の類義語
「重宝」に似た言葉として、「使い勝手が良い」や「実用的」など便利なものなどに使用されるものが挙げられます。
「重宝(じゅうほう)」の方だと「大切」「貴重」などが挙げられます。
重宝が使われている諺だと「重宝を懐い者は夜行せず」というものもあります。意味は大きな目的や志を持っている人は自分自身を大切にして、軽率な振る舞いや軽々しい事をしないという意味です。
重宝まとめ
重宝という文字を見て「重い宝」のことだと思う方もいるようですね。重宝は実用的で便利なもの、いつでも使えるものに対して多く使われている言葉となっています。時折大切にしているという意味で、人材に対しても重宝すると使われることも少なくありません。便利であることと大切にしているという2つの全く異なる意味があるので、間違えないように注意してください。