「釣瓶落とし」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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釣瓶落とし(つるべおとし)

、天狗、海坊主、座敷童。日本人には文化的になじみ深い異形の存在、妖怪。皆さんはどれくらい知っているでしょうか?中には地方限定の妖怪なんかもいて、「釣瓶落とし」はそのうちの1つです。釣瓶落としは東海、近畿地方に出てくる妖怪。そこから派生して、ことわざとしてもつかわれるようになりました。この記事では、日本の妖怪「釣瓶落とし」について見ていきます。

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釣瓶落としの意味とは

釣瓶落としは「つるべおとし」と読みます。
釣瓶とは井戸から水をくみ上げる桶のことです。滑車で井戸の中に下ろします。
井戸に釣瓶を落とすときは、ゆっくりではなく一気に下ろします。このことから、釣瓶落としは「秋の日が急激に沈む」ことを表す言葉になりました。「秋の日は釣瓶落とし」などと言います。ちなみに俳句を作るときは秋の季語としても使えます。
さらに、一気に落ちるさまから、株価や折れ線グラフの急激な下落の意味でも使われるようになりました。

釣瓶落としの由来

さて、釣瓶落としはもともと日本の妖怪です。別名釣瓶下ろし。
釣瓶落としは生首の様相をしており、木の上から急に落ちてきて人を食らい、また木の上に上がっていくといわれていました。全国各地にいるわけではなく、京都府、滋賀県、岐阜県、歌山県、愛知県などに存在する妖怪です。
ある地方では笑っているだけ、ある地方では人を食らう、ある地方では釣瓶落としが通行人をめがけて釣瓶を落とす、など、地方によってそれぞれ伝承が違います。

釣瓶落としの文章・例文

例文1.釣瓶落としとはよく言ったもので、もう真っ暗だ
例文2.夏から秋にかけて日が短くなった。まさに釣瓶落としだ
例文3.株価が釣瓶落としで、市場が混乱している
例文4.ウナギ上がりかと思ったら、今度は釣瓶落としだ
例文5.こんな極端なグラフは見たことがない。まさに釣瓶落としだね
上記のような例文があります。秋から冬にかけて、どんどんと日が短くなっていく様は少しさびしさを感じますね。

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釣瓶落としの会話例

  • 夏は暑すぎるし、冬は寒すぎる。やっぱりベストの季節は春か秋だなあ。

  • 私はどちらかというと、秋が好きね。釣瓶落としの日没の中、一瞬だけ夕陽が美しくなるのが素敵だわ。

  • 確かに、秋の夕日は何にも代えがたいね。

  • 一瞬の美、というのがたまらないわね。

秋の日について会話しています。夕陽をリアルタイムで見ると、本当に目を疑うほど早く落ちていきます。釣瓶落としという表現は言いえて妙ですね。

釣瓶落としの類義語

釣瓶落としの類義語を見てみましょう。単純に日が沈むことを表現することであれば「日が傾く」「日が落ちる」ですが、急降下の意味で言うならば「下落」「急降下」「急転直下」などが挙げられます。

釣瓶落としまとめ

釣瓶落としの由来や意味について見てきました。妖怪は日本人にはなじみ深く、多くのキャラクターが現在も形を変えて日本語の中に残っていますね。

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