「鍋奉行」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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鍋奉行(なべぶぎょう)

鍋。日本の伝統文化である相撲、相撲を取る力士になるためのトレーニングの1つとすら言える食事、その食事の代表的なものとして「ちゃんこ鍋」というメニューがあることからも、鍋料理は日本人にとって非常に馴染みのある食文化の1つですよね。ただ、そんな鍋の作り方、食べ進め方を仕切りたがる方、見たことありませんか?それが鍋奉行と呼ばれる人になります。
今回はそんな出会ったこと自体ないという方もいらっしゃると思われる「鍋奉行」という存在について、解説をしたいと思います。

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鍋奉行の意味

鍋奉行とは、「承った内容の命令に応じて物事を執行する」ことを指し示す「奉行」という言葉の前に「鍋」という言葉が付くことによって、「鍋の作り方や食べ進め方を取り仕切る人」のことを表した言葉になります。
そもそも鍋を作ること自体が面倒な人同士が集まった際には助かる存在とも言えるかもしれませんね。

鍋奉行の由来

この言葉が生まれたのは江戸の初期、当時鍋という物は貴重な道具として扱われていたことから、それを大切に管理するための役職自体が存在していたとされ、それが鍋奉行という名称だったそうです。
その当時の名残りが転じる形で、現在の鍋料理を取り仕切る存在という扱いの言葉へと変化していったそうです。

鍋奉行の文章・例文

例文1.鍋料理好きの彼は鍋奉行だ。
例文2.鍋奉行が現れた。ちょいと面倒だな。
例文3.自称、鍋奉行という彼に鍋作りを任せてみたら驚くほど美味しい鍋が食べれてよかった。
例文4.鍋奉行が複数いる場に遭遇したらそれはそれは鍋の捗る気配がなくなる。
例文5.私は昔鍋奉行だったが、今では鍋用の食材を買うのも面倒になってしまった。

鍋奉行のような仕切りたい気持ちの人同士が集まってしまうと逆に鍋の進みが悪くなりそうですよね。

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鍋奉行の会話例

  • この間部長の家で鍋をご馳走になったのですが、部長がかなり鍋奉行でした。

  • 部長が奉行なのは鍋だけではないですもんね。

  • まあ普段から自分なりのルールに厳しいって傾向はあるかもしれないですね。

  • そのルールのおかげで私達の会社は右肩上がりなので、他は気にしないでいきましょ。

鍋奉行になりやすい方は普段から自分なりのルールを他人にも求める傾向がある方と言えるでしょう。

鍋奉行の類義語

鍋奉行の類義語として「ジャイアニズム(Gianism)」や「自治厨(じちちゅう)」といった言葉が挙げられます。

鍋奉行まとめ

料理は美味しいに越したことはなく、美味しい鍋の作り方、食べ方を知っている鍋奉行の方であればむしろ是非奉行をお願いしたいと言える状況ではありますが、ただ複数集まっての食事は美味しいだけでなくその場の楽しい空気感も大切なものですよね。もし、鍋奉行の方が原因でその楽しさを損なう可能性がありそうな場に遭遇した時は、奉行を控えてもらうお願いをするのも大事かもしれません。
「仕切る」という点においては鍋に限った話ではなく、すべてにおいてそう言えることですよね。

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