「鏡開き」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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鏡開き(かがみびらき)

お正月の伝統行事の一つが「鏡開き」ですよね。初詣のような大きなイベントとは言えませんが、なかなか味わい深いものですし、お餅を食べるのを子供の頃に楽しみにしていた人も案外多いのではありませんか? でも、「鏡開き」を詳しく説明するのって、意外に難しいですよね。お餅を食べる理由など返答に困ります。それでは、詳しい解説を始めさせて頂きます。

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鏡開きの意味とは

「鏡開き」の意味は以下の通りとなります。
(1)お正月に供えた鏡餅を1月11日に壊して食べる伝統行事。
(2)正月が終わり仕事始めとする意味も込め、神様に供えた丸い形の鏡餅を下ろし、神仏に感謝し無病息災などを祈願しながら、雑煮や汁粉や細かく砕いたあられにして食べる。
(3)別名「鏡おろし」や「鏡抜き」「鏡割り」も同義。
(4)日本酒の樽蓋を木槌で叩き割るお祝い。
「鏡開き」を知るには、その前に「鏡餅」を理解する必要があります。「鏡餅」とは丸い形の餅を神仏の供えとする為に、神棚や床の間に飾る正月の伝統行事です。歴史は古く、平安時代には誕生していたと伝えられ、かつては黒い餅となった事もあるが、現在は白い餅が一般的で、さらに衛生面や手軽さなどを考慮してプラスチックの物を代用するケースも増えている。正月の伝統行事だが、12月下旬から飾り始めても問題がなく、正確な開始日も特に決まっていない。しかし、「鏡餅」の供えを終わる時期は決まっていて、それが今回の「鏡開き」です。かつては1日20日で、現在も地方やその土地ならではの風習によって違いもあるが、一般的には11日で関西では20日に実施される。元々は武家から始まったとされ、「鏡餅」の餅を切るのに包丁を使用するのは切腹を連想させ、正月から縁起が悪いので、硬くなった餅を叩き壊す(叩き割る)ようになり、その割る行為を”開く”として、「鏡開き」になりました。パーティーなどで日本酒の樽を数人が割る行為は「鏡割り」と言いますが、”割り”は縁起が悪いので「鏡開き」と呼ぶ場合もあります。

鏡開きの由来

「鏡餅」の発祥は平安時代とされ、それを食べる「鏡開き」は江戸時代の武家によって始まったとされています。諸説が入り乱れているので多少食い違いもありますが、江戸時代以前にも似たような行為が毎年1月20日に武家によって行われていたが、3代将軍・徳川家光の忌日が20日だったので11日に変更され、現在に至ります。

鏡開きの文章・例文

例文1.子供の頃は鏡開きを楽しみにしていたが、現代っ子にはあまり理解されないようで悲しい。
例文2.関西などは1月20日に鏡開きをする地域が未だに残っている。
例文3.神様に供えていたので、鏡開きには包丁を使わないという説もある。
例文4.鏡開きの餅で煎餅にするのが、我が家の恒例であった。
例文5.クリスマスケーキにはナイフを使うが、鏡開きでは包丁を使わない。迷信と分かっているが、信じ込んでいる人は多いだろう。

「鏡開き」について補足めいた文章です。

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鏡開きの会話例

  • 鏡餅とかって、お正月に飾っています?

  • うっかりなのか、忘れちゃう事が多いよね。

  • そうですよね。年賀状なども書かないのに、鏡餅を供えるのは忘れがちになりますね。

  • 決めた。今年は伝統行事を大事にする。だから、年賀状も書いて、鏡餅も大きいのを買って、鏡開きを盛大にやってお餅のフルコースを作る。

「鏡開き」や「鏡餅」などお正月の行事をしっかり行うという会話です。

鏡開きの類義語

「鏡開き」の類義語には、「鏡割り」「お屠蘇」「門松」などの言葉が挙げられます。

鏡開きまとめ

「鏡開き」とは、お正月の間中に飾っていた「鏡餅」を神棚などから下ろし、包丁などは使わずに細かく食べやすい大きさにして、雑煮や汁粉として食べる行事です。この際に、神に供えていたお餅なので、感謝や祈願の気持ちを忘れずに食べるのが求められています。

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