門前払い(もんぜんばらい)
「門前払い」という言葉は今や広く使われる言葉となりましたが、実はこれは刑罰の一つだったという事をご存知ですか。よく使う言葉にも、私たちが知らないような意外な意味や由来があったりします。そこで今回は、「門前払い」という言葉について詳しく解説していきたいと思います。
門前払いの意味とは
「門前払い」は、訪ねてきた来訪者に全く取り合うことなく追い返す事を意味します。また、江戸時代には、宿を持たない犯罪者を奉行所の門前から追い払うという意味でも使われていた言葉です。
門前払いの由来
江戸時代の最も軽い追放刑の一つとして「門前払い」というものがありました。宿無しの犯罪者を奉行所から追い出す事を「門前払い」と言い、これが転じて、来訪者に取り合わずに帰らせるという意味で使われるようになりました。
門前払いの文章・例文
例文1.彼女の家に謝罪に行ったが、門前払いを食らってしまった。
例文2.市長に直談判しにいったが、あっけなく門前払いを食らった。
例文3.何度門前払いを食らっても、しつこく抗議を続けた。
例文4.門前払いを食らう覚悟だったが、意外と快く受け入れてくれた。
例文5.しつこく抗議をしてくる男に、門前払いを食らわせた。
「門前払い」はよく聞く言葉ですが、自分が経験した事があるという人はかなり少ないのではないでしょうか。
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門前払いの会話例
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課題を提出しにいったんだけど、あっけなく門前払いを食らわされたよ。
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どうして?何か取り込み中だったのかしら。
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いや、先月が期限だったんだけど、面倒臭くて放置してたんだよ。
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逆に一か月も遅れてなんで受け取ってもらえると思ったの?
自分に不都合なことを受け入れたくないので、権力を行使して門前払いをする人もいますよね。
門前払いの類義語
「門前払い」の類義語には、「足切り」や「一蹴」などが挙げられます。
門前払いまとめ
今回は、訪ねてきた者に取り合わず追い払うという意味の「門前払い」という言葉について解説しました。私たちは普段なかなか経験することではありませんが、訪問販売員の方などは「門前払い」をされることも多いのではないでしょうか。彼らは「フットインザドア」というテクニックを使って、相手をうまく誘導していくそうですよ。