「阿吽の呼吸」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)

阿吽の呼吸とは無意識で当たり前のように息がぴったりと合うことです。いつも当たり前のように日常会話で使っている、慣用句やフレーズたち。ふと立ち止まって考えてみると「この言葉って、どうして作られたのかな?」と不可思議に思うこともあります。今回おさらいするのは「阿吽の呼吸」という語彙についてです。どんな奥ゆかしい言葉の意味が込められているのか、言葉のアドベンチャーに出かけてみましょう。

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阿吽の呼吸の意味とは

阿吽の呼吸には2人以上の仲間やグループの、気持ちと態度が一緒になることを意味しています。タイミングが合う・息が合う…などの意味で使われることが多いようです。毎日当たり前のようにおこなっている呼吸。無意識のようにおこなっている呼吸までもが、ピタリと合ってしまうほど、見事にフィーリングが合う状態をさしています。

阿吽の呼吸の由来

あまり日常生活で目にすることのない「阿吽」は、仏教用語にまつわる言葉です。すべての物の始まりと終わりを意味する言葉で、阿は唇をオープンにした状態を・吽は唇をきつくクローズさせた状態を示しています。息を吐いたり吸ったりする動作をあらわしたもので、人間の真理そのものをなぞらえた言葉です。私たちが毎日、無意識のうちにおこなっている動作ひとつ取っても、糸のように絡み合うほどの仲の良い状態になっているのが「阿吽の呼吸」の新境地。あえて言葉に出さなくても通じ合う、人と人との結びつきから発生した言葉です。

阿吽の呼吸の文章・例文

例文1.新しく入った新人は、部長と阿吽の呼吸だな
例文2.老舗菓子店の店主と弟子は、阿吽の呼吸で作業をおこなっていた
例文3.あんな神プレーが生まれるなんて、まさに阿吽の呼吸だ
例文4.阿吽の呼吸で仕事ができる、最強の環境だ
例文5.阿吽の呼吸で作業を進めさせていただきます
声に出さなくても「次に何をおこなうべきか」直感的に分かるのが、阿吽の呼吸の関係です。職場や家庭・友人関係…あなたは阿吽の呼吸のパートナーがいますか?

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阿吽の呼吸の会話例

  • 今度の連休シフト入れる?君がいてくれると助かるんだが。

  • わかりました。けど、どうしてわたしなんですか?ほかにも人がいるのに。

  • 君と会さんがいればとても回しやすいんだ。ふたりは阿吽の呼吸でよく連携が取れているから、すごい助かるんだ。

  • そんなにおだててもこれ以上シフトいれませんから。

店長とバイトとの会話でした。このように、阿吽の呼吸で仕事ができる人はすごいですね。

阿吽の呼吸の類義語

阿吽の呼吸に似た言葉として「以心伝心シンクロ」「暗黙の了解」「抜群のコンビネーション」…などの言葉があります。あえて言葉に発しなくても通じ合うことができる、そんな関係になれたら素晴らしいですね。

阿吽の呼吸まとめ

阿吽の呼吸は仏教から生まれた言葉で、神社の狛犬のようにお互いの立場を理解しながら、タイミングよくお互いを助け合う・支え合うという言葉です。人間関係が希薄になっている今の世の中だからこそ「阿吽の呼吸」と思える、濃い人間関係を作ることができたら、これほど素晴らしい世の中はありません。阿吽の呼吸の境地にいたるまでには、自分のことはもとより、相手のことを深く知り思いやる心も大切です。あなたの周りには、あなたとピタリ息の合う頼れるパートナーはいますか?

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