「陰日向」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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陰日向(かげひなた)

「陰日向のない〜」や小説好きなら「陰日向に咲く」などで、「陰日向」(かげひなた)という言葉を聞いた事があると思います。陰と陽の二つの意味を含む言葉なので、何かの例えや比喩として使う事もありますよね。そんな「陰日向」について、解説をさせて頂きます。

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陰日向の意味とは

「陰日向」の意味は、以下の通りとなります。
 ㈰日が当たらない場所と日が当たる場所。日陰と日向。
 ㈪人によって、言動や態度が変わる人物。人が見ていると、言動や態度が変わる。
 ㈫裏表がある人。
 ㈬状況に応じて、陰の様にも日向の様にもなる人で、その人の為に庇い、援助をする事など。
 ㈭現世と来世。
「陰日向」は一見すると、悪い事をする人や裏表がある人と誤解をされます。確かにそのような意味もありますが、”日向”もあるので守ってあげたり、庇う事もあります。しかし、”陰”の印象が強いので、裏の有る人や苛めをする人というイメージが持たれます。でも、㈬の意味に顕著ですが、その人の為には陰となり日向にもなり支える献身さがあります。

陰日向の由来

「陰日向」の元となるのは「陰陽」であると推測できますが、詳細は不明です。キリスト教のカトリックを日本に紹介した「イエズス会」が、1603年から1604年に長崎で発行した「日葡辞書」(にっぽじしょ)には、「Caguefinatano(カゲヒナタノ) アル ヒトヂャ」という一文が残されています。また、1722年の浄瑠璃の「心中二ツ腹帯」にも、「陰日向になる程の気骨〜」とする一文が含まれています。

陰日向の文章・例文

例文1.親友が陰日向ある人物でショックだった。
例文2.息子が頑張っている野球チームの試合を、人から離れ陰日向となって応援している。
例文3.陰日向がない人に成長する事を赤子に願う。
例文4.新しい上司は陰日向があるが、そう思う私も裏表が激しい。
例文5.世の中は、陰と陽、表と裏、陰日向もあるから面白いのだ。

「陰日向がない」とすると裏表がない良い人物となり、「陰日向がある」とすると悪い意味での使い方となるのが一般的です。時には、遠くから応援や援助等をする際にも「陰日向」と使います。あしながおじさん的な使い方とすると、分かってもらえるでしょう。

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陰日向の会話例

  • ネガティブな使い方っぽいけど、ポジティブな意味でも使うのが陰日向で良いんだよね。

  • そうそう。確かそんな感じ。悪い意味ではハッキリしているけど、良い事は目立たないように陰でやっている時に使うよね。

  • なるほど。だから、悪い意味での例文は分かりやすいけど、良い意味ではちょっと難しいよね。

  • そこが、陰日向と陰陽など似ている言葉との違いになるのかな!

「陰日向」の微妙なニュアンスについての会話内容です。

陰日向の類義語

「陰日向」の類義語には、「裏表」「二重人格」などの言葉が挙げられます。

陰日向まとめ

日陰と日向、裏表がある人などを指す言葉が「陰日向」ですが、特定の人を陰から支えるという意味もあります。よって、「陰日向がある」「陰日向がない」「陰日向となって」とする使い方のどれがになる事が多いです。

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