「雨降って地固まる」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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雨降って地固まる(あめふってじかたまる)

地面が軟らかい状態では地に足を踏んばることは出来ません。これは比喩ですが、他の何事においてもその環境が安定していることは何か物事を行う際に大きな力になります。例えば職場のチーム内で揉め事が起きた時、その問題が解決した後には以前よりも団結力が強まり状況が良くなることがあると思います。そこで今回は、そのような場面で使える「雨降って地固まる」ということわざについて、意味や由来、例文などをご紹介します。

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雨降って地固まるの意味とは

「雨降って地固まる」には、揉め事などが起きたあとは、かえって物事が良い結果になったり安定した状態に収まったりする、という意味があります。トラブルや問題が起きることは悪いことではなく、良い結果に収まるきっかけになるという例えです。

雨降って地固まるの由来

どちらかというと雨が嫌いだという方は多いですが、そんな雨でも「降っている時にはぬかるんでいても、止んだ後には地面が固く締まりむしろ都合がよい状況になる」ということから、あまり良くない揉め事や問題が起こった後にはかえって状況が好転することのたとえとして使われるようになりました。

雨降って地固まるの文章・例文

例文1.雨降って地固まるというから、きっとこの揉め事も大事なプロセスなのだろう
例文2.大喧嘩をしてからはかえって本音を言い合える仲になって良かった。雨降って地固まるとはまさにこのことだ
例文3.一度破局して復縁したカップルが別れにくいのは、雨降って地固まるからだろうか
例文4.雨降って地固まるように、時には本音をぶつけることも大切だ
例文5.ライバル校同士の敵対心むき出しの試合だったが、試合後には互いに尊敬の意識が現れ始めて、まさに雨降って地固まるというものだ
このように、なにか困難な状況をのりこえて以前より状況が好転したという時に使うことが出来ます。

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雨降って地固まるの会話例

  • 父と喧嘩してから何年か実家と連絡を取ってなかったんだけど、先月久しぶりに連絡を取って和解できたよ。

  • それは何よりだね。ご両親も心配してただろうし。

  • それ以降は以前よりも色々話すようになったし、自分でも素直に気持ちを伝えられるようになった気がする。

  • 雨降って地固まるって言うように、一度ぶつかった事は無駄ではなかったんだね。

喧嘩をしていた親と仲直りしたことで以前よりも親密になれた、といった内容の会話です。

雨降って地固まるの類義語

類義語には「楽は苦の種苦は楽の種」があり、いま楽をすれば後に苦労することになるが、いま苦労しておけば後で楽ができるという意味があります。他にも「苦は楽の種」「喧嘩の後の兄弟名乗り」「嵐の後は」「災い転じて福となす」「怪我の功名」などが類義語に挙げられます。

雨降って地固まるまとめ

今回は「雨降って地固まる」ということわざをご紹介しましたが、いかがでしたか?日常の中では、悪い出来事のように思えたことがかえって良い結果に繋がったという場面は意外と多いと思います。人と関わって生きる上では時に衝突も起こりますが、そんなときはこの言葉を思い出して前向きに考えると良い結果に繋げることができるかもしれません。

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