雲隠れ(くもがくれ)
知らぬ間に友人知人がいなくなっていたというような体験はありませんか?神隠し的なオカルトな意味合いではなく、何かの理由が会っていなくなってしまったというようなニュアンスです。こういった人を指して「雲隠れ」した(する)という呼び方をしますが、この「雲隠れ」という言葉の解説をしていきたいと思います。
雲隠れの意味
雲隠れという言葉には、主には3つの意味があります。
1.姿を隠してしまうことや、行方不明になること。
2.月や太陽が雲に隠れてしまうこと。
3.身分の高い人が亡くなること。
この中で一般的に使われているのは1ではないでしょうか。ごく最近まで近くにいた人が急にいなくなってしまうというような際に使われますね。
また、源氏物語に「雲隠」という巻が存在していて、この巻は名前だけが存在していて本文がないそうです。これは光源氏の死を象徴していることから本文がないと言われています。
雲隠れの由来
雲隠れという言葉は意味の2が語源となっています。月や太陽が雲に隠れる様から来ています。
雲隠れの文章・例文
例文1.あの問題の政治家が雲隠れした
例文2.問題を起こして気まずくなったのか、雲隠れしたらしい
例文3.雲隠れしたところで何の解決にもならない
例文4.雲隠れしてしまおう
例文5.部長が雲隠れした
身近なところでよりは、政治家が問題を起こした後に使われたりすることが多いでしょう。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
雲隠れの会話例
-
国のお金を着服していて問題になったあの政治家が雲隠れしたらしいね。
-
今朝のニュースのやつね!
都合が悪くなったら逃げるってずるいよね。 -
本当にその通りだよ。ちゃんと責任取ってほしいよね。
-
こういうの見ると、政治家ってなんだろうって思っちゃうよね。
政治家に限らず、代表する立場にある人間がこういう言葉を使われるのは残念ですね。
雲隠れの類義語
雲隠れはを別にた意味を持つ言葉で表現するなら、「姿を隠す」「行方不明」「蒸発する」といったようは表現が近いと思います。
雲隠れまとめ
雲隠れとは、それこそ急にいなくなってしまうことを指すような言葉なので、日常生活の中で使われることは少ないと思います。主にはメディアで取り上げられて、それを耳にするということが多いのではないでしょうか。