「青雲の志」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

青雲の志(せいうんのこころざし)

新入社員などが今後の目標として、又は目上の人が若い人に向かって「青雲の志」(せいうんのこころざし)を使った言葉を発する事が多々あります。”青雲”と”志”が入るので、前向きな言葉であるのは容易に想像ができますよね。そこで、覚えておくとスピーチなどの席で何かと便利に使える言葉でもある「青雲の志」を徹底解説させて頂きます。

[adstext]
[ads]

青雲の志の意味とは

「青雲の志」は、諺であり四字熟語では「青雲之志」となります。意味は、徳を磨いて立派になろうとする気持ち、功名を立て立身出世する、行いを清くしようとする心、手柄を立てるなど、似通った意味として幾通りもありますが、要するに澄み渡った青空のように、希望などに向かって努力する姿と捉える事が出来ます。また、今後の道のりが長いと解釈できるので、若い人が自らに向かって発したり、会社の社長などが新入社員に対しエールを送る際に用いられます。

青雲の志の由来

中国・唐代初期の詩人・王勃(おうぼつ)の著書「滕王閣序」には、「~青雲の志を落とさず」という一文があり、そこから広まったとされています。青雲は雲の上の青空だけでなく、高位・高官とする意味も含まれて、この事から出世と志の両方を大事にする意味として、現代では理解するべきとする解釈も可能です。

青雲の志の文章・例文

例文1.青雲の志を持って、今後の公務員人生を歩んでいきたい。
例文2.今までは失敗ばかりだが、青雲の志をもう一度持って頑張る!
例文3.青雲の志を習って、私も誰にも負けない唯一の存在になりたい!
例文4.今の政治家に欠けているのは、青雲の志ではないか!
例文5.途上国の子供達を見ていると、青雲の志をもう一度考えさせられる!
少し無理な使い方もありますが、新人のあいさつや目標、或いは内に秘める際に表現として使うのが自然となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

青雲の志の会話例

  • 入社式で私がスピーチする役に選ばれ、緊張で今から不安!

  • どんな諺を入れるか決めたの?

  • まだ決めていない。やっぱり入れないとダメかな?

  • それなら、青雲の志を入れると、あいさつが引き締まるよ!

入社式を目前に控え、代表としてスピーチ役に抜擢された女性が緊張する様子を相談しています。

青雲の志の類義語

「青雲の志」の類義語には、「大志を抱く」「凌雲の志」「風雲の志」などの言葉が挙げられます。

青雲の志まとめ

大志、出世欲、高潔な人物を目指すなどの意味となる「青雲の志」ですが、その根底には真面目や必死に努力する様が見て取れます。「凌雲の志」など似た意味を持つ言葉も多くありますが、より真摯や誠実さをアピールする際には、「青雲の雲」を使う方が望ましいでしょう。

最新の記事はこちらから