面の皮が厚い(つらのかわがあつい)
皆さんは嫌なことがあったときにすぐに表情に出てしまうことがありますか。嘘をつくことができない人であればそのように顔に出てしまうことはよくあるでしょう。しかし、中にも思っていないことを口にしても表情一つ変えることがない人もいます。そんな人を表す言葉として面の皮が厚いというものがあります。今回は、面の皮が厚いという言葉ついて意味や使い方、由来などを説明していきたいと思います。
面の皮が厚いの意味とは
面の皮が厚いは、どんなことを言われようと顔色を変えたり、表に出したりしないふてぶてしさを意味する言葉です。面の皮が厚い人を良いようにいうこともできれば、鈍感や人間味のない悪い印象で使うこともできます。使い方次第ですね。
面の皮が厚いの由来
面の皮が厚いの由来は、中国最古の詩集にあると言われてます。もととなった詩集の内容は言葉を巧みに使い、外面をよく見せて、内面を隠すというものだったと言われています。
面の皮が厚いの文章・例文
例文1.証拠が揃っているにも関わらず、嘘を突き通す彼女は面の皮が厚いにもほどがある。
例文2.感謝の言葉もなく、人のことを毎回こき使っても当たり前のような顔をしている彼女は面の皮が厚い。
例文3.面の皮が厚くどんな嫌味を言われたとしても表情を変えず、平然と会話を続ける彼はとてもすごいと思う。
例文4.主に面の皮が厚い人は鈍感であるや図々しいと評されることが多い。
例文5.約束を破ったのにも関わらず、平然としている彼は面の皮が厚い。
これらから面の皮が厚いという言葉は普通の人であれば表情に出てしまうことでも顔色を変えないことを表すのにとても適しています。
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面の皮が厚いの会話例
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この前彼にお金を貸したのに関わらず、また変わらぬ顔でお金貸してほしいと頼んできたんだよ。
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そうなのかい。この前は緊急だったから仕方なくだけどまた頼んでくるなんて彼は面の皮が厚いね。
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ほんとそうだよね。まだ、前に貸したお金も返してもらっていないというのにね。だから今回は貸さなかったんだ。
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それがいいと思うよ。今後の彼のためにもね。
もしかしたらお金の貸し借りをすることもあるかもしれません。そんな時には、金の切れ目が縁の切れ目にならない良好な関係を築けるといいですね。
面の皮が厚いの類義語
面の皮が厚いの類義語には、「平然」「羞恥心がない」「厚顔」「礼儀知らず」「人の風上にもおけない」などがあります。
面の皮が厚いまとめ
生活をしている上で自分が快く思っていない時でも我慢して本心を隠さなければいけない時もあると思います。そんな状況を表す言葉として面の皮が厚いは使える言葉なので是非覚えておきましょう。