「頑迷」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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頑迷(がんめい)

「頑迷」とは「物事の道理が分からない上に非常に頑固な人」です。世の中の大半の人はまともだと思うのは誤りで、実は大半は頑固であったり柔軟性を持ち合わせていなかったりします。なぜなら成長するに連れて自分の殻があったりルールに縛られる方が楽に生きられ、また言い訳も通用するので己を守れるからです。

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頑迷の意味とは

「頑迷」の意味は以下の通りとなります。
 (1)頑なで物の道理が分からない事。
 (2)考え方に柔軟性がない事。
 (3)「頑冥」とも書き、「頑迷固陋」(がんめいころう)も同義。
”頑”は「頑な」「融通が利かない」「強い」「丈夫」、”迷”は「道に迷う」「困る」「筋が通らない」で、自分の意地を通した挙句に困り果てるや愚かなほどに頑固となるのが「頑迷」です。単なる頑固なだけではなく、そもそもとして物の道理を把握していないので自分が困っていても認めようとしない我の強さがあります。よって、頑固や意地を張るのは経験などに裏付けされた独自の確証などから考えを貫くのに対し、「頑迷」はその裏付けとなる主義や考えが誤りであると気付かないや気付いても認めない頑固さではないでしょうか。まとめると、周囲からすれば頑固よりもさらに性質が悪くなるのが「頑迷」となります。

頑迷の由来

「頑迷」の由来は残念ながら不明で、文言として使用された文献なども発見されていません。”頑”としては平安時代の勅撰史書「続日本紀」、”迷”は同じく平安時代の「枕草子」などに文言が記されています。

頑迷の文章・例文

例文1.子供の頃は純粋で将来は世界平や人々に貢献できる科学者を目指していたが、両親の離婚をきっかけに誰よりも稼げる仕事が正義だと頑迷に固執した歪んだ性格に生まれ変わってしまった。
例文2.頑迷な父は今日も母と口論をした後に聞く耳を持たず急いで競馬場に向かい、また財布を空にして半分泣きながら帰ってきた。
例文3.検察の何が何でも政権関係者は起訴しない頑迷さには呆れるどころか恐怖を覚える。
例文4.将来が頑迷固陋になったら困ると、伸び伸びとした自由でゆとりある環境の元で母から大事に育てられたら、やはりというか完璧なマザコンになってしまった。
例文5.頑固オヤジを売りにする有名な某ラーメン店に初めて訪れたが、味は平凡なのに自身のキャラクター作りと内装だけはとことん拘りがあるらしく、これでは頑迷と烙印を押されて客足が遠のくのも時間の問題だろう。
「頑迷」を使った例文となります。

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頑迷の会話例

  • 食事会って週末だよね。

  • 今回はちゃんと出席してよ。前回は土壇場で仕事があるってキャンセルしたんだから。

  • 分かっているけど、どうも苦手なんだよ。君の昔の知り合いというか友人達が…。物事を決めるのが強引というか頑迷で、こっちの言い分は聞き入れないじゃない。今回も勝手に日程やお店を決めてしまうし…。

  • そう言わずに、根は結構親切だったりして良いところもある人達だから。もう少し腹を割って会話すれば良い部分も見つかるって、だから今回は絶対に行きましょう。

妻の友人達との食事会に呼ばれているが、夫はどうも乗り気ではないという内容です。

頑迷の類義語

「頑迷」の類義語には「硬骨」「頑愚」「義強」「情っ張り」「意地っ張り」「固陋」「強情」などの言葉が挙げられます。

頑迷の対義語

「頑迷」の対義語には「柔軟」「素直」「従順」「温」「温順」「穏やか」などの言葉が挙げられます。

頑迷まとめ

非常に頑なで周囲の意見などは取り入れず、さらに物事の本質を見極めていない無知さも兼ね備えているのが「頑迷」です。簡単に言えば「愚かな頑固者」といったところで、あまりにも頑なで手を焼いてしまうと「頑迷」と文句の一つでも言いたくなってしまいます。

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