顕著(けんちょ)
「このデータ、グラフの上昇が顕著にあらわれているな」といった言葉を聞いたことはありませんか?研究などデータを扱っている際などに使われることが多いこの言葉、その意味をあなたは正しく理解しているでしょうか。「顕著」と言われたさいに、わからないまま答えてしまうと、変な会話になってしまう可能性があります。そんなことにならないために今回は、この「顕著」という言葉について詳しく見てみましょう。
顕著の意味とは
顕著の意味とは、誰から見ても明らかなさまのことを指します。
顕著の由来
漢字を紐解くと、「顕」も「著」も「あらわれる」「明らかになる」という意味であり、重ねることによってより強調している表現となっています。そして、「誰がどう見ても分かるほど際立っており、目につくさま」のように強調した意味合いを持つようになりました。
顕著の文章・例文
例文1.このデータの数字が顕著に上昇していることがわかる
例文2.この人のおかしなさまが顕著に出ている写真である
例文3.彼は昔のトラウマで、暗闇に対して顕著に反応してしまう
例文4.この絵画は、時代の風刺画でも顕著な例として有名である
例文5.顕著にあらわれている差が、結果にでてしまった
「顕著な」という言葉が使われる際には、「目を引くほどの」といった言葉に置き換えることができます。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
顕著の会話例
-
この物理法則についてだが、この法則は日常生活においても感じることができる。
-
はいはーい、それってどういうことですか?日常的に触れているとは思えないんですけど。
-
この物理法則は、この物体の動きが変わるところに顕著に表れている。ほら、このように。
-
へー物理って突き詰めるとマジックみたいになりそう。頑張って勉強しよーっと。
このようにして顕著に表れているということは、だれの目にもわかるような様を指すので、一見してもわかりやすいです。
顕著の類義語
顕著の類義語として、「明確」「明瞭」などが挙げられます。
顕著まとめ
ビジネスシーンなどにおいて、この「顕著」という言葉はよく使われます。データの分析をしている際に、「このグラフの挙動をあらわすには、どうすればいいのだろう」といったことがないでしょうか。データの所感を問われた際に、とんちんかんな言葉を使ってしまうと、自分の評価を下げることにつながりかねません。
ビジネスシーンにおいての用語は、理解していないと恥ずかしい思いをしてしまう可能性があります。そうならないように、こうしたところからすこしずつ調べてみませんか?