「風林火山」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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風林火山(ふうりんかざん)

「風火山」とは「風のように素早く動くなど戦における四つの心構え」です。あまりにも有名な言葉なので、正しい意味は知らなくても何度も見聞きした覚えがあると思います。特にのぼり旗としての「風火山」は全国各地で見掛ける風物詩といっても過言ではないでしょう。それぐらい地域に密着している「風火山」について調べてみました。

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風林火山の意味とは

「風火山」の意味は以下の通りとなります。
(1)戦いにおける四つの心構えで、風のように素早く動き、のように静かに構え、火のように激しく攻め奪い、山のようにどっしり構えて動かない事。
(2)武田信玄が軍旗に用いた中国春秋時代の思想家・孫子の句を略称したもの。
(3)武田信玄が戦で使った言葉から、理想的な戦争方法や物事の対処方法の喩え。
現在の「風火山」は、その本来の意味から大きく乖離して様々な場で使われています。最も多いのは居酒屋やラーメン屋など飲食店名ですが、他にも小説やドラマのタイトルにゲームなどのキャラクターや必殺技名など後を絶ちません。しかし、元々は戦国時代武将・武田信玄が戦の際に、旗に書いたのが始まりとされています。その言葉は中国春秋時代の思想家・孫子(孫武)の句「疾如風、徐如、侵掠如火、不動如山」を略称して「風火山」となり、「疾きこと風の如く、徐かなることの如く、侵し掠めること火の如く、動かざること山の如し」と読みます。よって意味となると、戦争における理想的な戦い方や状況に応じて物事を対処する考えといった感じで、具体的には「臨機応変」がもっとも近くどんな場でも巧みに適応し処理するのが、現在の「風火山」ではないでしょうか。

風林火山の由来

「風火山」の由来は、中国春秋時代の思想家・孫子の兵法書「孫子」の軍争となります。

風林火山の文章・例文

例文1.サッカーの強豪国であるブラジルの試合展開は風火山のようで、どんな相手でも翻弄できる強さがある。
例文2.火山、受験を一か月前に控えて最後の追い込みと精神力を鍛える事にした。
例文3.普段は風火山の如くどっしり構え、時には給料が少ないと炎のように激高する我が妻は、警察やヤクザなど誰よりも怖い存在だ。
例文4.国会でヘラヘラと同じ答弁を繰り返す大臣には、風火山の精神などは皆無で親の遺産で胡坐をかいているだけだ。
例文5.上司は風火山が口癖だが、職場の皆は状況に合わせて頑張れと理解している。
職場や家庭にサッカーで「風火山」を使った例文です。

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風林火山の会話例

  • 昨日の(サッカー)日本代表、完勝だったね。

  • それは相手が弱いんだもの。勝って当然よ。

  • それでも、最近は調子がいいよ。これが続けばどんな相手でも風林火山な試合展開が期待できるんじゃないかな。

  • いくらなんでも言い過ぎでしょう。ヨーロッパや南米の強豪国に勝ってからその評価をしようよ。

サッカー好きの男女が日本代表について語っています。

風林火山の類義語

「風火山」の類義語には、「臨機応変」「当意即妙」「気転が利く」「融通が働く」などの言葉が挙げられます。

風林火山の対義語

「風火山」の対義語には、「杓子定規」「四角四面」「石部金吉」「画一的」などの言葉が挙げられます。

風林火山まとめ

「風火山」は戦国武将の武田信玄によって全国に広まった言葉で、風のように素早く動き、のように静かに構え、火のように激しく攻め奪い、山のようにどっしり構えて動かない事です。本来は戦の心構え的な言葉ですが、現在は仕事やスポーツなどで状況に応じて対処するという使われ方がされ、また飲食店名などで用いられるほど世間からも親しまれています。

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