「饒舌」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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饒舌(じょうぜつ)

私にはとてもおしゃべりな親友がいます。数人で集まることがあると、彼がそこにいればだいたい会話は彼の独壇場に。時には「しゃべりすぎで喉が枯れてしまった」というくらいです。
こんな人物のことを表す熟語が「饒舌」です。皆さんの周りにも、1人は饒舌な知り合いがいることでしょう。今回は「饒舌」という言葉についてみていきます。また、同じ「冗舌」も取り上げます。

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饒舌の意味とは

饒舌は「おしゃべり」という意味です。「じょうぜつ」と読みます。とにかくしゃべる様子です。「饒舌な」という形容詞でも使えますし、「彼の饒舌が」という名詞でも使えます。
饒舌という漢字を書くのが難しい場合、「冗舌」と言い換えても同じ意味なので問題ありません。
別の読み方で「にょうぜつ」がありますが、これは通常使いません。

饒舌の由来

饒舌な人は昔からいますが、饒舌という言葉自体の由来を見てみましょう。
「饒」は「ゆたか、十分にある」という意味。饒舌以外では豊かに実ったことを表す「豊穣」という熟語もありますね。
「舌」は言わずと知れた、体のしゃべる器官です。
この2つの感じが合わさって「饒舌」、つまりしゃべる内容がものすごく豊かである様子が描かれています。
ところが、同じ意味の「冗舌」を見てみると、「冗」という漢字は「余分、むだ」という意味。冗長、冗談、冗漫など、マイナスなイメージがあります。
言葉で使う時は意味に差異はないのですが、書き言葉にするならば、微妙なニュアンスの違いを込められるかもしれませんね。

饒舌の文章・例文

例文1.うちの母は饒舌だ
例文2.饒舌っぷりを遺憾なく発揮している
例文3.彼の饒舌が止まらない
例文4.お酒が入ると饒舌になる
例文5.普段はものすごく饒舌なのだが、今日は静かだ
例文でもあるように、「饒舌」は形容詞にも使えますし、名詞としても使えます。

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饒舌の会話例

  • お疲れ様。随分と遅かったじゃないか。

  • 本当に疲れたわ。途中で妹が合流してね。それで遅くなったのよ。

  • ああ、君の妹は饒舌で有名らしいね。

  • 饒舌なんてもんじゃないわ。女はみんなおしゃべりだけど、あれは度を過ぎているわね。完全に独壇場だったわ。

饒舌な知り合いについて話しているようです。「おしゃべり」というと、饒舌よりさらにかしましい様子になります。
饒舌という言葉自体は良くも悪くも使われますが、「おしゃべりすぎる」という意味でややマイナス寄りに使われることもある言葉です。

饒舌の類義語

饒舌に類義語はあるでしょうか?フォーマルに言えば「多弁」が挙げられます。多弁も口数が多い様子を表します。そのほかでは「おしゃべり」「口うるさい」「口やかましい」が挙げられますが、これらはちょっとマイナスなイメージです。

饒舌まとめ

饒舌についてみてきました。話すのが大好きなのは良いことですが、聞くことも大事にしないと人から嫌われてしまいますね。

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