首魁(しゅかい)
「首魁」という言葉の意味をご存知でしょうか?普段使わない言葉で見慣れない人が多いかと思いますが、小説などでは頻繁に使われているのでぜひ覚えていってください。今回は「首魁」について詳しくご紹介していきます。
首魁の意味とは
「首魁」とは、ものごとのさきがけや、先駆者、首謀者、グループの長、張本人といった意味です。
「首魁」は「悪事の首謀者」や、「大惨事を巻き起こした張本人」といった悪い意味で使われます。
「首魁」とも「魁首」とも書くことができます。会話では使われることは少なく、文章で使われることが多いです。
首魁の由来
「首魁」は、「首」と「魁」といった簡単な感じで構成されています。これらを分けて考察していきます。
まず、「首」とは、長、はじめ、ドン、統率する者、トップといった意味があり、「魁」はさきがけや、かしら、首領といった意味で「首」と似たような意味をもっています。
元々は、「賊首」と「賊魁」といった言葉で使われていてそれぞれ「賊」が付いています。どちらも「悪事・反逆の長」を表していて、「首魁」は「賊」が省略され、合わさったものだといわれていますが、「賊」の意味は残されたままなので悪い意味で使われているようです。
首魁の文章・例文
例文1.父は中国マフィアの首魁で何をするかわからない。
例文2.かの有名な歴史的大事件の首魁は今でも世界で指名手配されている。
例文3.一連の事件の首魁を特定できずにいるが、目星はついている。
例文4.名前を言ってはいけない例のあの人があの惨劇の首魁である。
例文5.恨みを持って首魁となり、あのビルを爆破する計画を立てる。
人の上に立つのは良いけれど、首魁になるのだけは嫌ですね。
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首魁の会話例
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警部!この事件の関係者らしき人物が出頭してきて、今は事情聴取をしています。
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なに!もしかするとこの事件の首魁がわかるかもしれないから引き続き頼むぞ。
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かつ丼を出せばさらっと首魁の名前を口にするのではないでしょうか?
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よし!かつ丼を出前で注文だ!
そんな簡単に事件は解決しませんね。
首魁の類義語
「首魁」と関連する言葉には「元謀」「頭領」「リーダー」「元凶」などがあります。
首魁まとめ
今回は「首魁」について詳しくご紹介しました。これから小説などで「首魁」が出てきても安心ですね。「首魁」はどこにでもいて、いつになっても消えませんので、世の中が平和になるのはまだまだ先に感じます。