「駐屯」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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駐屯(ちゅうとん)

「駐屯」とは「軍隊の隊員や陸上自衛隊の自衛官がその土地に留まる事」です。日本で陸上自衛隊や米軍というと沖縄を連想する人が多いですが、実は北は北海道から南は沖縄まで全国各地に満遍なく基地や施設が点在しています。陸上自衛隊に海上自衛隊と航空自衛隊があり、そこに米軍も関連施設が多いので、日本は軍事とは切り離せられない関係性なのです。

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駐屯の意味とは

「駐屯」の意味は以下の通りとなります。
 (1)軍隊や自衛隊が目的の為にその土地に留まる事。
 (2)陸軍部隊が一定期間、或いは期間を定めないでその土地に平時も留まり駐在する事。
「駐屯」は軍事や自衛隊用語で、軍隊や自衛隊の隊員や自衛官がその土地に留まる事です。ですから「駐屯地」とほぼ同じ意味ですが、「駐屯地」=「軍事基地」となるのに対して「駐屯」だけでは「基地」とはならず、要するに兵士や自衛隊員が平時に駐在する事が「駐屯」で、その場所である「軍事基地」が「駐屯地」です。また、通常は陸軍部隊で用いるので日本の場合も「陸上自衛隊」では「駐屯」や「駐屯地」、海軍や海上自衛隊は「施設」や「軍港」、空軍や航空自衛隊は「航空基地」となります。因みに日本全国には自衛隊の「駐屯地」が約160か所、海上自衛隊の施設は約60か所、航空自衛隊の基地は約70か所もあります。

駐屯の由来

「駐屯」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治21年の日本法令である大日本帝国陸軍の衛戍条例などに文言が記されています。

駐屯の文章・例文

例文1.自衛隊候補生になった弟の駐屯地が茨城県ひたちなか市の勝田駐屯地に決まった。
例文2.戦争が起これば我が町に部隊が駐屯する可能性もあり、そうすると敵国から狙われる可能性も高いので平とは実にありがたい。
例文3.米軍は駐屯地の沖縄で遊んでいるのか、それとも真剣に国防にあたっているのか分からない不思議な存在だ。
例文4.日本各地には自衛隊の駐屯地が点在し航空機の騒音などが社会問題となっているが、そのお陰で財政が潤う収入源ともなっている。
例文5.アフリカや中東などではあらゆる町々にテロ組織や軍隊が駐屯し市民生活のすぐ隣にある存在となっている。
「駐屯」を使った例文となります。

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駐屯の会話例

  • 河川敷を散歩していたら、自衛隊のトラックがあって、何事かと思ったら隊員の人が訓練をしていたよ。

  • そう言えば隣町に自衛隊の駐屯地があるから、そこに所属する人達でしょう。

  • あーそうだね。でも、大変なトレーニングを毎日しているんだと感心したよ。

  • 運動神経が悪かったり体力がないと自衛官も駐屯地で居場所がないから、あなたじゃ無理でしょうね。

自衛隊の訓練に遭遇したという内容です。

駐屯の類義語

「駐屯」の類義語には「駐屯地」「駐屯軍」「守備隊」「進駐」「駐留」「分駐」「駐兵」などの言葉が挙げられます。

駐屯の対義語

「駐屯」の対義語はありません。補足として「留まる」の対義語は「移動」「移る」「戻る」などになります。

駐屯まとめ

陸軍部隊や陸上自衛隊がある軍事基地やその土地に留まるのが「駐屯」です。米軍や自衛隊を表す専門用語のようなもので、日本全体では約23万人の自衛隊員の中の陸上自衛隊員約14万人の多くが全国各地の「駐屯地」で生活を送っています。

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