騒然(そうぜん)
ニュースなどでよく使われるこの言葉、「その発言に周囲は騒然とした」「その事件が発覚して一時騒然」というように用いられます。「騒がしい」という言葉を使っていることからも、なんらかの反響があって聴衆がざわついているイメージを持たれている人が多いのではないでしょうか。
今回は、そんな騒然という言葉について詳しく見てみましょう。
騒然の意味とは
騒然の意味とは、「騒がしく落ち着かないさま」のことを指します。
騒然の由来
騒然の由来をひもときます。騒がしいという漢字をみてみるとノミに刺されて暴れている馬を表しており、そのようすから騒がしいという漢字になったようです。「然」には「そのようすや状態」といった意味があるため、騒がしいさまという意味の「騒然」という漢字になりました。
騒然の文章・例文
例文1.この監督の発言によって、スタッフはみんな騒然とした。
例文2.一時騒然になったこの雰囲気の中で歌を歌った。
例文3.騒然としたこの会議では、話し合いはできないと思う。
例文4.この映画を上映した日、騒然とした会場の中でひとりの大女優が生まれた。
例文5.テレビの撮影で職場に来た俳優のおかげで騒然とした。
騒がしいさまのことを指しているので、それが良い意味か悪い意味かは場合によります。
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騒然の会話例
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この映画みた?この女優の演技がすごくて、今期のトップ作だよ。
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見た見た。でも、この監督ってたしかこの会社のロビーにも来てたんじゃなかった?ロビーが一時騒然としたらしいわよ。
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そうだったのか…僕もその現場にいたかったな…でもなんでいたんだろ?
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この会社もお金出してたみたいだから、それの関係なんじゃない?
俳優が来たりしたら、その現場は騒然としてしまいますよね。
騒然の類義語
騒然の類義語として、「どよめき」「喧々たる」などがあげられます。
騒然まとめ
「朝の繁華街でビルの屋上から火が出ていて、一時騒然とした」といったニュースもよく流れています。このような騒然としたニュースは日々更新されていくほど、毎日事件が起こっています。
毎日の通勤や通学においてもそのような事件にでくわすまではいきませんが、近いところで起こっていたというようなことはよくあるのではないでしょうか。重大な事件に巻き込まれないように、日々平穏無事に生きていたいですね。