高を括る(たかをくくる)
高を括るとは、大したことないであろうと見くびり侮ることです。よく油断して見通しが甘い時などで使われている言葉です。油断大敵という言葉もありますが、実際に高を括っていたらやられてしまったなんて経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな「高を括る」という言葉について今回は解説をさせて頂きます。
高を括るの意味とは
「高を括る」の意味は、物事の程度に見切りを自分でつけ、大したことないだろうと見くびることです。実際に、試合などにおいては格下の相手であったり、仕事や学業においては自身の知っている内容などで簡単だったりという時、人は自然と高を括ってしまうものです。実際に簡単かどうかは別としても人間はどうしても自身で見切りをつけて見くびってしまうなんてこともあると思います。そのようなことを高を括ると言います。
高を括るの由来
「高(たか)」と「括る」の2つのワードを合わせたものが「高を括る」です。「高(たか)」は、収穫高や売上高、残高といった、物の数量や金額のことを指します。「括る」とは区切りをつける、まとめるという意味になります。
高を括るの文章・例文
例文1.格下相手で余裕で勝てるだろうと高を括っていたら、まさかの負けてしまった。
例文2.災害はいつどこで起きるかわからないから、高を括らずに対策をしておくことが大事だ。
例文3.動作テストはしなくても大丈夫だろうと高を括っていたら、上司に怒られた。
例文4.所詮は町中華だと思って高を括っていたら、思っていた以上に美味しかった。
例文5.大型台風が近づいているのに高を括って何もしていなかったら、窓に強風で石が飛んできて割れてしまった。
“油断大敵”という言葉がありますが、まさに高を括っていたら大変なことになるという意味ですね。
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高を括るの会話例
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今日のテストどうだった?
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思ったより余裕だったよ。B君は?
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大丈夫だろうと高を括って、勉強をあまりしなかったら全然できなくて後悔してるよ。
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何でも高を括って望むのは良くないということだね。
テストの結果について話をしている男女の様子です。高を括っていた結果、失敗してしまうという例ですね。
高を括るの類義語
「侮る」や「見くびる」、「鼻で笑う」などが「高を括る」の類義語となります。
高を括るまとめ
どんなに簡単なことであっても、実際に舐めていたら負けた、失敗したなんてこともあると思います。まさに高を括っていると失敗してしまうという一つの例ですね。どんなことに対しても、高を括ることなく侮らずにいることが大事ということですね。