「高論卓説」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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高論卓説(こうろんたくせつ)

「高論卓説」(こうろんたくせつ)は、演説などが上手な政治家などを表現する際に使われる言葉です。ですから、政治などに興味がある方にはお馴染ですが、それらに関心がなければ初めて聞いた言葉ではないでしょうか? 一般的にはあまり使われないので、由来や例文などを通して丁寧に解説をしていきます。

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高論卓説の意味とは

凡人では思い浮かばない素晴らしい意見、その際の議論、立派な言動などの意味が「高論卓説」にあります。一般人よりも、有名な政治家や有名人などが、名演説などをした際に用いるのが普通で、最近では安倍総理の記者会見に対し、「高論卓説」と称える新聞記事が話題になりました。

高論卓説の由来

”高論”は非常に高い議論、”名説”は優れた意見という事から、二つを合わせて「優れた意見や議論」という意味があります。元々は”高論”には相手を敬いその上での議論とされ、江戸時代の俳諧集「遅八刻」にも「先生の高論よしといへども~」という一文があり、尊敬する相手に対し使われています。”卓説”は昔もほぼ同様の意味で、近代文学の有名な小説家・坪内逍遙の「内地雑居未来之夢」には、「一番卓説を吐くやうだが」という一文があります。

高論卓説の文章・例文

例文1.まとまらなかった学級会も、担任による高論卓説な一言でまとまった。
例文2.成績優秀だった親友は、その後議員になり高論卓説な言動や演説で人気を博している。
例文3.高論卓説な意見が職場で言えるよう、今は勉強中の身分だ。
例文4.弁護士などはある種、全員が高論卓説を軽々と言えてしまう存在だ。
例文5.高論卓説な意見を散々聞いたが、結局は権力者の声にひれ伏す。

非常に難しい言葉でもあるので、なかなか上手い例文とはいきませんが、上記のような使い方ができます。

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高論卓説の会話例

  • テレビで国会中継を見ていると、議員は高論卓説で思わず感心してしまいます。

  • 議員は話すのが仕事だからね。それも、子供の頃は成績優秀で頭も良かったから、弁も立って当然だよ!

  • でも、あれだけ鋭い質問が出来るのは、頭が良い議員ならではじゃないですか?

  • 妙に議員に対して肩入れしているね。もしかして、将来目指しているの(笑)。でも、質問は上手くても、追求された際の答弁って議員は下手だよね。それって、高論卓説って言うのかな? 本来の意味である、非常に優秀な議論とはかけ離れている。何しろ、自ら議論にならないよう話を折ってばかりだから。

国会議員の質問は高論卓説だからと称賛する人、それを真っ向から否定する人の会話内容です。

高論卓説の類義語

「高論卓説」の類義語には、「名論卓説」「高論名説」などの言葉が挙げられます。

高論卓説まとめ

「高論卓説」には、優れた意見、誰もが納得するようなレベル高い議論や声、優秀な理論などの意味があります。主に、国会議員や弁護士など社会的ステータスがある人物が、感心する意見などを出した際に使われます。一般人に対して使うのはあまりないですが、職場などで誰もが認める優秀な人は、陰ながらそのように呼ばれているかもしれません。

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