髪置きの儀(かみおきのぎ)
七五三の行事で3歳の子がこの髪置きの儀という儀式を行います。もともとは3歳、5歳、7歳で別々に行う儀式だったそうですが、現在ではまとめられているので気にする必要はないでしょう。さて、髪置きの儀とはどういう願いが込められていて何を行うものなのでしょうか、知らない方も多くいる片思いますのでこの髪置きの儀の由来や意味をこれから解説していきます。
髪置きの儀の意味
赤ん坊ではないという意味で「櫛置き」とも言われるそうです。
棉白髪を頭にかぶせ頂に白粉(おしろい)をつけ、櫛で左右に梳いて祝う儀式です。これは、髪が白くなるまで長生きしますようにという願いが込められています。
髪置きの儀の由来
昔は髪を幼い頃に剃っておくと将来健康で綺麗な髪が映えると信じられていたために男女関係なく3歳未満の子は髪を剃る風習がありました。3歳の髪置きの儀でその髪を剃ることをやめ、伸ばすことが許されたそうです。当時我が子の健康と長寿を願って儀式が行われていたことが現在でも続けられています。
髪置きの儀の文章・例文
例文1.息子がようやく三歳になり髪置きの儀をすることができた
例文2.昔は髪置きの儀まで髪を伸ばせなかったことには驚いた
例文3.七五三でただお参りするだけだ思っていたけど髪置きの儀というものがあったことを今まで知らなかった
例文4.髪置きの儀で子どもが長生きするようにと願掛けをする
例文5.子どもが髪置きの儀をすごく楽しそうにしていてよかった
「髪は不浄のもの」として剃っていたという説もあるようです。
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髪置きの儀の会話例
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ついに今日初めての七五三だね
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息子も随分大きくなったね。
髪置きの儀で100超えちゃうくらい長く生きてくれって願掛けしちゃおうかな -
それも良いね、ずっと元気でいて欲しいもんだ。
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本当ね、これからが楽しみだわ。
子どもの髪置きの儀についての夫婦の会話になります。
髪置きの儀の類義語
上記でもあるように髪置きの儀は別名で「櫛起きの儀(くしおきのぎ)」とも言います。
髪置きの儀の後は男の子は5歳の「袴着の儀」、女の子は7歳の「帯解きの儀」に続きます。
髪置きの儀まとめ
七五三の儀式にはそれぞれ意味と素敵な願いがかけられています。お祝いして、将来の健康を祈り家族で楽しく過ごす日として子どもにとっても親にとっても大事で思い出になる行事なのではないでしょうか。これから七五三のイベントを控えている方はとても楽しみですね。