鬼も笑顔(おにもえがお)
昔から鬼にまつわる昔話やことわざというのは多く、たくさんの人に親しまれています。その中で鬼に対する印象がいい、「鬼も笑顔」ということわざを紹介します。こちらは「鬼が笑う」とは全く違う意味になりますので間違えて覚えないように注意してください。これから鬼も笑顔について解説していきます。
鬼も笑顔の意味
鬼のように怖い容姿をしている人でも、笑顔を見せると親しみやすい、笑顔でいる方が良いということのたとえになります。
鬼も笑顔の由来
昔から鬼は見た目も性格も怖いものとして物語にも登場するものが多くありますが、怖い形相の鬼でも笑うと愛嬌があるということからこの言葉が生まれました。
「泣いた赤鬼」という昔話の中でも、誤解を解けてよく笑う赤鬼が子どもと仲良くなる場面が描かれています。
鬼も笑顔の文章・例文
例文1.隣に住むおじいさんは怒りやすくて怖いけど犬といるときは鬼も笑顔になりとても優しい
例文2.普段は怖い人相なのに仲のいい人と話してるときは鬼も笑顔になる
例文3.顔が怖いと言われるようになってから鬼も笑顔というのを実感している
例文4.鬼も笑顔というくらいだし、もっと笑えば人も寄ってくると思う
例文5.彼女と一緒にいる彼は鬼も笑顔というのがぴったりなくらい普段の顔の厳つさを忘れるほど表情が柔らかい
目つきが悪い、人相が悪い、怒りっぽくて怖いと言われる人でも笑うと親しみやすいという意味でつかわれます。
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鬼も笑顔の会話例
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もう少し後輩とも仲良くしたいんだけど、皆怖がって逃げて行っちゃうんだよね。どうしたらいいかな。
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あなた普段顔が怖いんだからもっと笑えばいいと思うわよ。
鬼も笑顔っていうじゃない、あなただって例外なく笑うと優しい顔になるのよ。 -
そうかな、あんまり自信ないけど、やってみるよ。
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実はこんなに小心者で優しくて笑顔が似合う人だって知ったら皆あなたを好きになること間違い無いわ。頑張ってね。
笑顔で話しかけるとつられて笑顔になってしまったり、警戒心が解けて接しやすくなったりする場合があります。
鬼も笑顔の関連語
よく間違えられる「鬼が笑う」は意味のないことを話すと鬼があざ笑うというような意味ですので、混同しないように注意しましょう。
鬼も笑顔まとめ
少女漫画などでも、普段全校生徒から恐れられている不良が猫を拾って笑顔で話しかけてるところ目撃して恋が始まる、とか普段は笑わないし人とあまり話さない嫌な人でもふとした時に見せる笑顔に惚れてしまう、という話が多いですね。会社や部活、生活において人とコミュニケーションをとるのに笑顔は最大の武器と言われるほど、容姿に関係なく笑って話すと親しみやすくなります。鬼も笑顔とはそれを表すことわざです。