「魑魅魍魎」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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魑魅魍魎(ちみもうりょう)

魑魅魍魎とは、様々な種類のすべての妖怪を意味する言葉です。また使い方としては、私利私欲の為に相手を騙したり、陥れてようとする人が多い世界、業界、集団を魑魅魍魎と比喩表現として使う事が多い言葉です。日本は八百万の国とも呼ばれており、色々な神様もいれば妖怪なども沢山いるのが特徴です。一神教などの国とは違いどことなく憎めない神様や妖怪もいれば、最近ではゆるキャラやご当地キャラとして蘇っている神様や妖怪もいます。色々な妖怪などがいる様を漢字では魑魅魍魎という言葉で示すことがありますが、こちらの方はもっとおどろおどろしい雰囲気となっています。特徴的なのはこれらの妖怪は山河にいるものを指し示すことであり、意外にも海などの妖怪は含まれないのは面白いですね。魑魅魍魎の意味や由来、類義語、例文などをわかりやすく解説をしていきます。

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魑魅魍魎の意味とは

魑魅魍魎の意味ですが、これは山河にいる妖怪すべてを示すものとなっています。魑魅が山の妖怪などを指し示し、魍魎が河の妖怪を指し示します。妖怪だけではなく大きな化物や妖怪変化の類も含めたものが魑魅魍魎であり、その存在は日本の色々な絵画や書物などで描かれてきました。

魑魅は山の瘴気から生まれる化物と言われており、身体は獣ではありますが顔が人間のものとなっており、不気味な存在として怖がられてきました。魍魎は山や河や石などから生まれる精霊と言われており、死者を食べることでも恐れられていました。また魍魎の外見はを思わせるものや幼児の姿をしていることもあるそうです。
これらの化物自体を指す意味はもちろんありますが、比喩や例え話としても魑魅魍魎は用いれられます。おどろおどろしい様子や妖怪のような悪巧みをする集団などを魑魅魍魎に例えることがあります。

魑魅魍魎の由来

初見で読めない漢字として有名な魑魅魍魎ですが、読み方は「ちみもうりょう」となります。難読漢字らしく語源も中国とする説がメジャーです。語源としては「春秋左氏伝」や「史記」など諸説ありますが、大まかに分けると色々な獣がベースとなっている怪物が中心であり、後々に妖怪なども加わったとも言えるでしょう。

魑魅魍魎の文章・例文

例文1.京都にはびこる魑魅魍魎の類
例文2.安倍晴明が退治したと言われる魑魅魍魎の数々
例文3.現政権の醜態はまるで魑魅魍魎のようだ
例文4.ファンタジー世界で跋扈する魑魅魍魎の数々
例文5.魑魅魍魎や百鬼夜行などが描かれた古い絵画
魑魅魍魎は化物や妖怪などの姿を指すことも多いのですが、それ以外にも悪巧みをする多数の得体の知れない集団に対しても使われています。

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魑魅魍魎の会話例

  • 最近さぁ、仕事してると社員全員妖怪のように見えてきてさ、この会社は魑魅魍魎の住処だったのかぁと思うようになってきたんだ

  • 確かにそんな感じするわぁ。あなたも私も相当疲れてるわね・・・

  • もしかしたら俺もなんかの妖怪かもしれないわぁ。

  • 魑魅魍魎にならないために今日は定時で帰りましょうね・・・

仕事に疲れ果てた二人の魑魅魍魎という言葉を用いた会話になります。

魑魅魍魎の類義語

魑魅魍魎の類義語としては、同じような化物の集団である「百鬼夜行」があります。こちらは言葉にが入っているために妖怪などのイメージが多めとなっていたりもします。また妖怪変化という言葉も類義語として扱われており、人知を超えた現象を引き出す存在としても共通点があります。

魑魅魍魎まとめ

恐らくは難読漢字として有名な魑魅魍魎ですが、色々な化物や妖怪などを指す言葉として日本でも利用されてきました。日本では比較的八百万の神や多神教などの側面があり妖怪なども色々な性格があったりして、魑魅魍魎などの意味合いは本場中国とは少し違っているのも面白いですね。また魑魅魍魎的な悪巧みをする存在という意味合いは、まさにおどろおどろしい側面を捉えた扱い方としてこれも面白いですね。

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