「魔が差す」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

魔が差す(まがさす)

どんなに真面目な、誠実な方であったとしても、その時面倒だと感じてしまっていたせいで。かなり疲れてしまっていたせいで。つい、悪いことだと自覚はしていたものの、それをやってしまった経験はあるものだと思います。
「魔が差す」とは、そんな些細なことから、取り返しが付かない大きな過ちに対してまで、幅広く使うことができる言葉となっております。
今回はそんな「魔が差す」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。

[adstext]
[ads]

魔が差すの意味とは

「魔が差す」とは、この「魔」という文字は「悪魔」のような邪悪な存在を示した意味を持ったものになっており、そんな悪魔が別の場所から自分の心の中へと「差」し入ることで、普段の自分であれば決してやらないような誤った言動を取る、モラル的にはやってはいけない言動を取ってしまう、そういった衝動的に間違ったことをしてしまった瞬間を表したような言葉になります。

魔が差すの由来

「魔が差す」という言葉は、一説にはギリシャの言葉が由来であるとされています。ギリシャの言葉には「いい」ということを意味する「agathas」と、「否定」ということを意味する「ma」といった二つの言葉が存在しており、この2つを合わせることによって「寸分の時間だけ悪いことをしてしまう」といった意味を指し示す「magathasu」という言葉になるため、一説にはこの言葉が由来となっているのではないかと考えられています。

魔が差すの文章・例文

例文1.普段真面目なAさんが魔が差すような行動を取った。
例文2.普段、真面目な人ほど魔が差す行動を起こした時が怖い。
例文3.魔が差す。燃えるゴミの日に燃えないゴミを捨ててしまった。
例文4.コツコツ頑張ってきたのに、魔が差すことですべてを台無しにしてしまった。
例文5.彼の周りには魔が差すような要因が溢れていたが、それを乗り切って大事を成した。

魔が差すという言葉は「衝動的な悪に染まる」といった意味に置き換えることで、より扱いやすい言葉になるかもしれませんね。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

魔が差すの会話例

  • 昨日、やらかしてしまいました。

  • どうしました?!

  • ダイエットしていたにも関わらず、深夜にカップラーメンを。

  • ああ、魔が差す要因をすぐ側に置いてしまっていたのですね。

魔が差すという言葉が表す事の大きさは本当に些細なものから取り返しが付かないものまで、様々です。

魔が差すの類義語

魔が差すの類義語としては、「踏み外す(ふみはずす)」や「悪魔がささやく(あくまがささやく)」などの言葉が挙げられます。

魔が差すまとめ

魔が差すとは、それまで維持していたことを衝動的に破ってしまう、それまで歩いていた道からはみ出てしまったような状況の際に使う言葉ですが、そう考えてみると今の時代はありとあらゆるところに魔が差す要因が落ちていると言っても過言ではありません。
志が高い人、真面目な、誠実な人ほど、普段人一倍一つの道を歩いている分、魔が差すようなことをしてしまった時が怖いもの。リスクを取ろうとする時は必ず自問自答を挟みましょう。

最新の記事はこちらから