鯖を読む(さばをよむ)
「鯖を読む」とは、実際の数よりも少し多く、もしくは少なく言って数をごまかすことです。よく年齢や体重など、あまり人に知られたくないことや、少しでも良く見せたいという場面で使われることが多いです。それでは、「鯖を読む」について解説させて頂きます。
鯖を読むの意味とは
「鯖を読む」の意味は以下の通りです。
・実際の数よりも少し多く言ったり少なく言ったりすることで数をごまかすこと
・自分に都合の良いように情報をごまかして伝えること
鯖を読むの由来
「鯖を読む」の由来は明確にはありませんが、最も有力とされるのは、“鯖”は魚の中でも特に傷みやすく、多い数の鯖をすべて丁寧に数えていたらその間に傷んでしまうため、利益を損なわない程度にいい加減に数えていたことから“鯖を読む”と使われるようになったという説です。
また、他の説としては、江戸時代には魚市場や魚卸屋のことを「いさば」と呼んでおり、当時は魚を長期保存する技術や冷蔵庫などの保存設備がなかったため、魚を早口で数えていたことから“いさば読み”という言葉ができ、その“いさば”が“さば”になり、“鯖を読む”になったという説もあります。
鯖を読むの文章・例文
例文1.年齢で鯖を読んでいたが、身分証確認でばれてしまった。
例文2.テストの点数を鯖を読んで親に伝えていたが、三者面談でばれてしまった。
例文3.体重を聞かれたので、つい鯖を読んでしまった。
例文4.あの女優は、実年齢よりも若く鯖を読んでいてもわからないくらい綺麗だ。
例文5.アパレルショップに行ったときに、スリーサイズを聞かれたので鯖を読んで答えたが、服があまりにも入らず恥をかいた。
「鯖を読む」についての例文です。最近では、少し数などをごまかすときに、“盛った”なんて表現も使われます。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
鯖を読むの会話例
-
今日のテストの点数80点だったよ!どうだった?
-
え?テストは、えっと私は75点。
-
あれ、もしかして鯖を読んでない?
-
やっぱりバレるよね、本当は60点だったの。親に怒られそうで怖い。
テストの点数について話している様子です。
鯖を読むの類義語
「鯖を読む」の類義語は、「お茶を濁す」、「言葉を濁す」、「下駄をはかせる」
鯖を読むまとめ
ついつい自身を良く見せようとしてしまい、鯖を読んでしまうなんてことはないでしょうか。確かにその時は良いかもしれませんが、後々自分を傷つけるなんてことになってしますこともあるので、誠実に本当のことだけを伝えるのも大切です。