鷹揚(おうよう)
この言葉は「大様」という漢字でも表すことができ、意味は同じです。鷹揚な人というと落ち着いているといったイメージがあります。鷹揚自若といった四字熟語にも用いられているこの言葉、鷹が関連しているのですが、あなたは正しく意味を知っていますか?間違えて用いてしまって大恥をかかないように、この言葉の意味を詳しく見てみましょう。
鷹揚の意味とは
鷹揚の意味とは、「落ち着いてとふるまうこと、余裕があって目先の小さなことに執着しないこと」です。
鷹揚の由来
この言葉の通り、鷹が空高く飛んでいるような姿がもとになっています。何事にも恐れず悠然と飛んでいるようすから、ゆったりと落ち着いていることを意味する際に「鷹揚」が用いられることになった説があります。
鷹揚の文章・例文
例文1.鷹揚な人は、忙しくてもゆっくりしているような気がしてイライラしてしまう。
例文2.器が大きい人と鷹揚な人は似ている気がする。
例文3.彼は器が大きく、鷹揚に構えている。
例文4.この時期になると、鷹揚さが失われていってしまう。
例文5.この上司は部下のミスに対しても鷹揚に許した。
日常生活においては、鷹揚でいられるようにしたいですね。
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鷹揚の会話例
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すみません…ここ時間がなくて全然できていないんですけど…
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大丈夫ですよー。ここに関しては上も不透明な対応をしているので、まだ書かないほうがいいと思います。
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ありがとうございます。本当に課長は鷹揚な人ですよね。こんな優しくされたの初めてで…
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もうあなたは私の部下なんですから、前のことをいつまでもひきずらないように。
仕事でも鷹揚な人になれるように気を付けたいですね。
鷹揚の類義語
鷹揚の類義語として、「おおらか」「悠然」などがあげられます。
鷹揚まとめ
飛んでいる鷹のようにおおらかな人というのは、忙しくてもパニックにならないで悠然と構えていてとても憧れますよね。忙しいときには、人間だれしもイライラしてしまうもの。そんなときにはミスも起こりやすくなってしまいます。
しかし、みんなの雰囲気によってミスを報告するのが怖くなって、さらに取りかえしのつかないことに…なんて話はよく聞きます。そんなことにならないように、一人一人が鷹揚に構えていたらもっとチーム全体の雰囲気が良くなるかもしれません。余裕がなくなっていないか自分に問いかけて余裕をもって仕事をするように心がけましょう。そうすればきっと、効率もよくなる一歩なのではないでしょうか。