鼓舞激励(こぶげきれい)

皆さんは、何か大事なミッションに挑もうとする時、または気持ちが落ち込み弱気になってしまった時、誰かに強く励まされた経験はありませんか?そんな風に人が人を強く励ます様子を「鼓舞激励する」と言います。ではこの四字熟語には一体どのような意味があり、どのような由来があるのでしょうか。

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鼓舞激励の意味とは

この四字熟語には「相手を励まし元気付けること」や「他者を応援し奮い立たせること」といった意味があります。「とても強い調子で相手を励ます様子」なので、つまり「相手を元気づけて、ぜひ頑張ってほし」という思いの現れであると捉えることが出来ます。

鼓舞激励の由来

「鼓舞」は、つづみ(太鼓)を打って舞うという意が転じて「人の心を奮い立たせること」を表しています。これは、古くは出陣などの際に太鼓や笛などを鳴らし、舞を舞うなどして勢いをつけた様子が由来となります。また「激励」は「強い調子ではげます」という意味で、この同じ意味合いの「鼓舞」と「激励」を重ねて、励ます様子をより強調した言葉になりました。

鼓舞激励の文章・例文

例文1.大統領は前線の兵士を鼓舞激励して送り出した。
例文2.現場はこのところ大車輪で動いているので、鼓舞激励の意味を込めて社長が現場視察においでくださった。
例文3.先生は、勉強が苦手な僕を鼓舞激励し続けてくれた。
例文4.お客さんからの鼓舞激励と同僚の協力があって、イベントを無事終了することができた。
例文5.野球部が大会で優勝できるようにと、みんなで鼓舞激励をしに試合に駆けつけた。
大きな課題に挑もうとしている時や強い決意がいる場面などで、より一層強い励まし方をする様子を指して使う言葉です。軽く励ましただけの場面で使うのは、あまりふさわしくありません。

鼓舞激励の類義語

有名な類義語には「叱咤激励(しったげきれい)」があります。前部の「叱咤」は大声でしかりつけること、後部の「激励」は相手を励まして元気づけることの意なので、組み合わせて「大声で叱りつつ励ます」という意味になります。「相手のことを想い、奮い立たせること」という意味で非常に似ている言葉です。

鼓舞激励まとめ

この言葉が表現しているのは、相手に対して「元気になってほしい」「勇気を出して頑張ってほしい」という思いです。相手を想い心から応援をしていると伝えたいときは、こちらも一生懸命「鼓舞激励」しましょう。

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