「72の法則」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

72の法則(72のほうそく)

この72の法則は、有利子負債における豆知識だと言えるでしょう。社会生活の中でそれほど使うケースはありませんが、経済用語として覚えておくといいかもしれませんね。

[adstext]
[ads]

72の法則の意味とは

72の法則とは、借りた金額(に金利を含めた合計返済額)が約2倍になってしまうまでの期間を求める公式です。
”72÷金利(実質年率)=返済額が2倍になるまでのおおよその期間(年単位)”という式で、例えば年率18%でお金を借りると、答えはちょうど4になり、4年(の均等返済)で借りた金額の約2倍を支払うことになるという訳です。
ただし、この計算式は、複利(発生した金利分もその後の金利の対象)の場合のみ有効です。例えば住宅ローンは複利ではなく、借入れ金額と返済期間などの条件によって算出された金利分から先に支払っていく方式なので、年率2%で36年返済でも、2倍までにはなりません。(この場合は約1.4倍になります)
最近ではカードローンのようなキャッシング複利ではなくなったので、それほど使う機会はないかも知れませんが、知識として覚えておくと便利です。

72の法則の由来

72の法則の由来は、その公式の通り、72で金利で割ると、借りた金額が約2倍になってしまうまでの期間を求められることからです。
これは、複利での融資が行えた頃によく使われていた公式で、現在ではそのような融資は違法となってしまう為(個人間でお互いの了承があれば行えます)、業者が相手の借入れでは利用できません。

72の法則の文章・例文

例文1.そんなに長く借りたら、72の法則だとちょうど2倍の返済になるよ!
例文2.現在のカードローンでは72の法則は気にしなくてもいい
例文3.複利での借入れは、72の法則によってとても損だと分かった
例文4.72の法則なんて、今はまず役に立たないよ
例文5.72の法則というものから、金利の計算は奥が深いと分かった
現在では業者が相手の場合、この法則は使えないので知らなくても構いませんが、人からお金を借りる時に、複利計算だと言われた時には是非参考にしてください。知らずに借りてしまって、後から大変な事になる様な事は避けましょう。

72の法則の類義語

72の法則の類義語は、「162の法則」です。これにより、複利ではなく、単利(現在のほとんどの借入れに当てはまります)においての合計返済額が約2倍になるまでの期間を算出できます。
使い方は、72の法則の72を162にするだけで、例として年率18%で計算をすると9年となり、この9年で約2倍まで合計返済額が膨らむということになります。
しかし、この162の法則という言葉は、72の法則から派生して作られてからそれほど間がないことと、単利計算で借りた金額が2倍になるとは常識的にまず考えられない点から、72の法則ほど使われることはありません。

72の法則まとめ

現在では知らなくても特に影響はありませんが、複利での金利計算だと、それほど返済額が増えてしまうということです。そのような計算で金利を求めるような人(現在、複利でお金を貸せるのは、原則的に個人だけです)との付き合いは、少し考えた方がいいかも知れません。
また住宅ローンなどは今は減税がある為、35年で組む事が多いと思いますが、倍近い返済額になっている事もありますので、そのあたりも考えないといけませんね。

最新の記事はこちらから