ASAP(as soon as possible)
「この仕事アサップでよろしく!」と上司に言われて、「何それ?」と思った事はありませんか?
最近よく聞かれるこのASAPとはいったいどういった意味なのでしょうか?今回は業界ならでの言葉として知っているようで知らないASAPについてご紹介します。
ASAPの意味とは
ビジネスシーンでよく使われる言葉ではあるのですが、ASAPとは「as soon as possible」の頭文字を取った略語になります。「出来るだけ早く」という意味です。いわゆる、「なるはやで」という意味合いで使われます。
ASAPの由来
ASAPはもともと軍隊で使用されていた言葉であるという説が有力とされています。したがって、命令口調や上から目線での依頼となるため、上司や取引先には使わない事をお勧めします。
また、「なるはや」という意味合いは相手によって受け取り方が異なるため、この言葉を使えば何とかなると思うのは非常に危険です。
依頼した本人は今日中という意味でASAPと言ったのに、相手からすれば今週中にやれば良いのかなと思ってタスクを寝かせてしまうなんてこともあります。
自分が急いでいる事は具体的な言葉にしなければ分かりません。決してASAP一言で片づけられるという安易な妄想は止めて依頼をする時にはキチンとした納期を伝えましょう。
ASAPの文章・例文
例文1.来週の会議の資料ASAPで準備よろしく
例文2.ASAPで回答頂けますでしょうか?
例文3.ASAPで対応してもらえると嬉しいです
例文4.このサイト修正ASAPでお願いね
例文5.時間がないからASAPで資料修正しておいて
このように、ASAPという言葉は実に多くの場面で使える言葉になります。実際に自分が依頼をする立場であれば確かに早く対応してもらうにこした事はありません。
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ASAPの会話例
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この資料の確認、よろしくお願い致します。
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わかったわ。いつまでに確認しておけばいい?
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先方が明日来るので、それまでに確認してほしいです。
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ならASAPで対応するわ。ちょっと待ってて。
急いでいる仕事があるとついつい言ってしまうのがこの言葉です。ですが、あまり多用しすぎると信用を失ってしまうので注意が必要です。
ASAPの類義語
ASAPの類義語としては、「なるはや」「急ぎめ」「至急」などがあります。ビジネスは常にスピードを求められるので、早くしてもらうための用語は無数にあります。
ただし、使う時には注意も必要です。不用意に使うと、あの人の依頼は常に急かされるから受けたくないと思われてしまう事があります。そのため、いざという緊急事態以外はなるべく使わないという工夫も必要になってきます。
ASAPまとめ
ついつい使いたくなってしまうASAPという単語ですが、言われる方からすれば何でもっと早く依頼しないのかと思ってしまいます。特に社内の立場を上手く使って、地位を利用してやっておいてと投げ捨てるのは最悪です。
あくまでも自分が依頼をされる身になってどのように依頼をされたら嬉しいか、少しでもやる気になるかを考えて依頼をする事が大切です。
人間関係が崩れれば、いくら急ぎの仕事であっても受け入れてはもらえません。