boujee(ブージー)
「boujee」とは「ブルジョワから派生した英語スラングで、金持ち・エリート・高級ブランドといった裕福な生活スタイルや成功者に憧れを抱く表現」です。一昔前なら英語で金持ちと言えば「リッチ(rich)」が定番でしたが現在はどちらかというなら上品な使い方とされ、若者などが友人同士やSNSで用いる場合はスラング「boujee」が好まれています。
boujeeの意味とは
「boujee」の意味は以下の通りとなります。
(1)お金持ちな人・エリート・イケてる金持ちなど社会的な成功者を意味する英語スラング。
(2)元々は金持ちを貶す英語スラングだったが、近年は金持ちを称賛するように最高級品・社会的地位がある富裕層・センスが良いエリート等々といったニュアンスで使われる。
英語スラング「boujee」はフランス語で資産家・中産階級・民間人などの意味を持つ「ブルジョワ」(bourgeois)から派生した言葉です。日本でも「ブルジョワ」と聞いて擁護する人もいれば、上流の金持ちと毛嫌いする人もいるように、英米でも当初はネガティブに金持ちや成功者を毛嫌いする言葉として使用されていました。しかし、近年は特にアメリカではヒップホップグループ「Migos」が曲タイトルで使った事が影響をして、金持ちや成功者を称賛するようなニュアンスのスラングとして使用されています。よって、金持ち・リッチな上流階級・ハイクラス・エリートなどいくらでも解釈可能な便利な言葉です。要するに元となるフランス語「ブルジョワ」も資産家から民間人という幅広い意味があるので、その様に本当の大金持ちから苦労して成功した人、或いはファッションだけ金持ち風にブランド物で固めても「boujee」として、若い世代からは流行りのスラングとして使われています。
boujeeの由来
「boujee」の由来はフランス語「ブルジョワ」(bourgeois)で、その後アメリカのヒップホップグループ「Migos」が2016年10月に「Bad and Boujee」という曲をリリースし大ヒットとなり、若者達の人気スラングとなりました。
boujeeの文章・例文
例文1.東大を卒業して弁護士になった兄は憧れのboujeeだが、本人は海外でも国際弁護士として成功を収めてから日本に凱旋し、お昼の番組で司会になるのが当面の夢のようだ。
例文2.土日のスポーツジムにいくとboujeeだらけだが、田舎の地方都市在住からすると金持ちなら都心に行けと説教したくなる。
例文3.ロレックスをつけた手でiPhoneを持ち、空を見上げて思わず俺は日本の平均年収を引き上げるboujeeだと微笑んだ後、時間が迫っていると愛車のレクサスを走らせ広尾のマンション駐車場に滑らせた半日後、自宅に強盗団が押し入り全てのブランド品が奪われた。
例文4.激安弁当店にいかにも羽振りがよさそうな成金のboujeeがいると、何だか自分まで富裕層の仲間入りを果たした気がする。
例文5.アメリカ人の本音としては日本人も中国人も成功して金持ちのboujeeになるのは許せず、いつまでもアメリカの手下としてゴミ拾いをしていて欲しいのだろう。
「boujee」を使った例文となります。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
boujeeの会話例
-
ほら、これが最新iPhoneだよ。容量も1Tモデル!
-
遂に買ったのね。手に入れるの遅いよ。ん、ちょっと待って…。それって…。
-
そうだよ。リッチな富裕層だけが手にする黄金iPhone! どう、これで俺もboujeeの仲間入りじゃない!
-
やっぱ凄いよ、あんたは。ねえ、私にも買ってよ!本当のboujeeならもう1台ぐらい買えるでしょう?
金持ちに憧れて黄金iPhoneを購入した男性とその知人女性の会話です。
boujeeの類義語
「boujee」の類義語には「bourgeois(ブルジョワ)」「celebrity(セレブ)」「loaded」「minted」「rich」などの言葉が挙げられます。
boujeeの対義語
「boujee」の対義語には「poor」「I'm skint」「I'm broke」「Cockney」「pleb」などの言葉が挙げられます。
boujeeまとめ
フランス語の「ブルジョワ」から誕生した「金持ち」や「成功者」や「高級ブランドを身に着ける」といった意味合いの英語スラングが「boujee」です。本当のお金持ちだけでなく、そんな生活スタイルに憧れる場合やファッションだけでも「boujee」となり、アメリカではハイクラスの生活に憧れる若者達がスラングとして使い、日本でも影響を受けた一部の人達が好んで使用しています。