CASE(ケース)
2020年になったばかりのころにトヨタが公表したプロジェクト。あらゆるモノやサービスがつながる「Woven City」は、とても魅力的な計画でした。先進的な技術によって作られた街ではどんなことが可能となるのでしょうか。自動車業界でも、これからの時代に際して「CASE」と呼ばれる単語が目に付くようになりました。あなたはその意味を正しく理解しているのでしょうか。
CASEの意味とは
CASEの意味は、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語であり、これから大きく変革をとげる自動車業界の特徴をとらえた言葉です。
CASEの由来
2016年のパリモーターショーにて、ダイムラーAG・CEOでメルセデス・ベンツの会長であるディエター・チェッチェ氏が発表した内容で用いたのが始まりです。
豊田章男社長もまた、「100年に一度の大変革の時代、その変化を起こしているのはCASEである。」と説き、「これからのクルマは、あらゆるサービスとつながることによって社会システムの一部になる」と実証都市計画の前にもCASEによる車業界の形態変化について話していたことからも、今までの車業界のルールでは通用しないようになってきていると考えられます。
CASEの文章・例文
例文1.CASEによる変革に対応できなければ、自動車業界ではやっていけない。
例文2.CASEにもある自動運転にはAIの技術も必要になる。
例文3.トヨタが発表した都市にもCASEが組み込まれているのだろうか。
例文4.これからの時代、CASEやロボットなどによって社会もどんどん変わっていくのだろう。
例文5.運転手の人手不足などの問題もCASEによって解消される。
近年、目覚ましくさまざまな技術の進歩が垣間見れます。しかし、その進歩とは別に私たちの価値観も変わっていかなければならないでしょう。
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CASEの会話例
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自動車免許かあ…とろうか迷うな。通勤とかには使う予定ないしな。
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いざというときに持っといたほうがいいんじゃない?身分証明にもなるし。
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身分証明にはマイナンバーカードで事足りるし、自動車業界ではCASEで変革しているこの時期だからな…自動運転とかでいらなくなりそうだし。
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自分で運転することに対して魅力を感じないのなら、免許も必要ないかもね。そういう時代になったんだなあ。
車の維持費というものは思っているよりもかかってしまいます。また、CASEによるこれからのことを考えると、自分の車は必要ないという意見もどんどん多くなっていくでしょう。
CASEの類義語
CASEの類語はありませんが、移動のサービス化という意味の「MaaS」という言葉も覚えておきたいですね。
CASEまとめ
自動車業界も大きく変わってきている昨今、私たちの適応力についても鑑みる必要があります。サービスを損なく享受するためには、そのサービスやシステムに対しての知識が必要となります。
「あとはもう退職して悠々自適に暮らすんだ」と思っている人もいるでしょうが、これからの時代においては進んでいく技術にも目を向けないと、「時代に遅れた人」になってしまうのではないでしょうか。