CPA(Cost Per Action)
CPAとは、CV(コンバージョン。通販サイトでの商品購入や資料請求などの企業側の成果)に至るまで1件いくらかかったのかという広告コストを意味します。『売上を伸ばすために広告を運用したがコストごかかりすぎて赤字になってしまう』などの失敗を起こさないよう対策する際にはこのCPAがとても重要になってきます。その為、今回はこのCPAついての意味や、初心者が混乱しやすいCPOとの違いなどについて詳しく解説していきます。
CPAの意味とは
CPAとは「Cost Per Action」あるいは「Cost Per Action」の略で、日本語でそのまま『シーピーエー』と読みます。CPAの計算式は【広告費÷CV件数】で算出され、目標達成のために使った合計の金額が広告費、その全体の広告費から単価いくらでCVを獲得したのかを示すのがCPAとなっています。
また、CPAを調べるにあたりCPOとの違いについて混乱される方も沢山います。まず、CPOとは広告費に対しての受注単価を意味します。この二つは同じような意味と思われる方も多いかと思いますが、違いはCV数と受注数の対象を何に設定してるかで決まります。(CVの成果地点や設定値の違い)例えばCV対象が『商品の購入』で受注数の対象が『資料請求』だった場合、利益がでたCPAと利益がまだ出ていないCPOの意味は異なります。しかしCV対象が『資料請求数』で受注数の対象も同じ『資料請求』だった場合、CPAとCPOどちらも同じ意味になります。
CPAの由来
CPAやCVなどWEBマーケティング用語が使われるようになったのは1994年に世界初のバナー広告がオンライン雑誌に掲載されたことが始まりでした。その後2000年にGoogleが『リスティング広告』を開始してWEBマーケティングが盛んになり様々な専門用語が広がっていきました。
CPAの文章・例文
例文1.CPAを下げる為に広告の予算を下げたらCV数が落ちてしまった。
例文2.CV数を増やしCPAを減らすのが1番の目標です。
例文3.広告の質を上げてCPAの改善を行う。
例文4.広告費に対してどれだけの効果があったのかを考える際には、CPAは特に注目するべきだ。
例文5.CPAによってどうやって戦略を立てていくべきかわかりやすくなる。
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CPAの会話例
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昨日のうちのコスメ部門の広告費のCPAはそれぞれいくらでした?
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リップが10000円、チークが14000円、ファンデーションが11500円で、総額348000円です。
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上がってしまっていますね。改善する為にCVRを確認しながら戦略を立てて報告してください。
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承知しました。目標のCPAを再度設定して、広告戦略を練り直してみます。
化粧品、コスメを販売する会社の上司と広告を担当している社員との会話例です。ネット販売やネット広告を展開している企業にとってはCPAの管理は非常に重要であることがわかるのではないでしょうか。
CPAの類義語
CPAの類義語や関連語としては、このページで紹介した『CV』や『COP』の他に、クリック率を指す「CTR」や平均クリック単価を示す「CPC」、獲得率の指標である「CVR」などがあります
CPAまとめ
今回はマーケティングでよく使われるCPAについてお話していきました。マーケティング業界ではCPAに限らず様々な専門用語があり、はじめは覚えることが多く大変かと思います。ですが1つ1つ知識をつけていくことで思考の幅が広がり様々なアイディアが生まれる為、日々努力していきましょう。