EEZ(イーイーゼット)
「EEZ」とは「沿岸国の領海基線から200海里までの主権的権利を持つ海域で、正式名称”排他的経済水域”の英語表記の頭文字からなる専門用語」です。日本は2022年で戦後77年となり、その間は当然ながら他国と戦争をしていませんが、周辺各国とのトラブルは抱えています。特に大きな問題となっているのが海における主権が認められているエリア「EEZ」を巡る争いです。
EEZの意味とは
「EEZ」の意味は以下の通りとなります。
(1)正式名称「排他的経済水域」の英語表記「Exclusive Economic Zone」の頭文字からなる国際関係用語で、沿岸国は領海基線から200海里以内までの海域において生物資源や海底資源の搾取や管理などの主権的権利を持つ。
(2)他国に干渉されず漁業や資源採掘や科学調査等を行える海域の事だが、近年の日本はその海域を巡って周辺国である中国・韓国・北朝鮮・ロシアと問題が頻発し、特にミサイル落下地点を巡り大きなリスクになっている。
「EEZ」は英語表記「Exclusive Economic Zone」の頭文字からなる専門用語で、直訳すると「排他的経済水域」となります。それぞれの沿岸国は領海の基線から外側に200海里(約370キロ)までを主権的権利が及ぶ海域と国連海洋法条約で決められ、そのエリア内では生物資源を採取したり海底探査や開発並びに管理や保存などが認められています。日本は国土が狭いですが、島国というメリットから「EEZ」の恩恵を得られていて、世界ランキングでも1位アメリカ、2位オーストラリア、3位インドネシアといった国々に次ぐ6位になります。これが近隣国である中国・韓国・北朝鮮・ロシアからすると面白くないようで、頻繁にミサイル発射や漁船侵入といったトラブルが起こっています。日本政府としては他国がミサイルを発射して「EEZ内」に落下すると当然非難をして今後の中止を要求しますが、結局のところは「EEZ」の海域のギリギリラインを狙って同様の行為が繰り返されるので、あまり意味がありません。それでも自衛隊や海上自衛隊が「EEZ」の安全を守る為に日夜活動しています。
EEZの由来
「EEZ」は1982年に「海の憲法」と呼ばれる「海洋法に関する国際連合条約」が海洋法国際会議で採択され設定されました。その際には「EEZ」に加えて「領海法」「水産資源保護法」なども改正され、海域や漁業に関する様々な法律も発行され、現在に至ります。
EEZの文章・例文
例文1.北朝鮮がミサイルを発射してEEZ内外に落下するのは風物詩といっても過言ではなく、国民の多くは驚きもしなければ怒りもないと見て取れる。
例文2.海域に囲まれた島国はメリットが多いと思ったが、近年は台風や異常気象の被害も多く、そこに野心だけは一人前の三流国家が茶々を入れてくるとEEZもどこかに返上したくなる。
例文3.中国が台湾を奪取したい背景にはEEZもあると思えてならない。
例文4.EEZを巡りアメリカに喧嘩を売る国は少ないと思うので、日本が諸外国に舐められているからこれだけ問題が続出するのだろう。
例文5.政治家は選挙ばかり考えないで、少しは中国や北朝鮮とEEZの問題を解決するように必死に働きかけたらどうなんだと思うが、連中は何もせずにカルト教団を訪れては講演をして仕事をした気になってブクブク太り、また選挙で勝つのだから何かがおかしい。
「EEZ」を使った例文となります。
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EEZの会話例
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またあの国がミサイルを発射したみたいだよ。
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あの国って将軍、それともパンダの方?
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今朝のニュースでは、確かラーメンマンの国だね。
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これだけ向こうは撃っているんだから、偶には日本もEEZ何て気にせずにミサイルをお返しで撃てばいいのよ。まあ、現実的には難しいでしょうけど。
周辺国による日本への威嚇的なミサイル発射について会話をしています。
EEZの類義語
「EEZ」の類義語には、「経済水域」「領海」「接続水域」などの言葉が挙げられます。
EEZの対義語
「EEZ」の対義語には、「公海」「外洋」などの言葉が挙げられます。
EEZまとめ
「EEZ」は「排他的経済水域」で、沿岸国が海洋の生物や資源などの探査や開発などの権利を持つ領海基線から200海里以内までの海域です。日本は周辺国よりも「EEZ」の面積が大きく、それ故に北朝鮮や中国はミサイルを定期的に発射するなど威嚇を繰り返し、ロシアや韓国とも漁船の違法操業を巡って問題が続出しています。