FYA(For Your Action)
「FYA」とは「”For Your Action”の略語で『要対応』『要返答』という意味のビジネス用語やメール用語」です。ビジネス現場では独特の表現が好まれがちですが、それがメールになっても基本は同じで今回の「FYA」だけでなく「ASAP」や「IMO」などを好んで使う企業やビジネスマンも多いです。その背景にはアメリカなど欧米企業の慣習にならって自然と用いるようです。
FYAの意味とは
「FYA」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語表記「For Your Action」の頭文字からなるビジネス用語で、要対応や要返答という意味。
(2)ビジネス現場のメールなどに使われる表現で、相手に要求や対応をお願いする際に冒頭や内容に記載して強調するように使う。
「FYA」は英語表記「For Your Action」の頭文字を取った略語で、近年はビジネス用語やIT用語として使われています。意味は「要対応」「要返答」といった相手に処理や対処をお願いする形となり、問題事が起こった場合から些細なアドバイスなどの助言など様々なパターンで使われます。特にメールで使用する事が多く、その場合は気を遣ってタイトルに「FYA:〜」としたり、或いは本文に強調して書く場合もあります。また人によっては理解できない場合や失礼となる場合もあるので、ある程度の関係性が構築されていたり親しい同僚などの間だけで使うなどケースバイケースとなっているのが実情ではないでしょうか。
FYAの由来
「FYA」の由来は残念ながら不明です。2018年頃からネット上に登場し始め、ビジネス現場でも使われ始めました。当初はネットスラングとした面もあったようですが、現在は仕事でのメール表現として定着をしているようです。
FYAの文章・例文
例文1.トラブルが発生したので先輩のスマホに泣きのメールを入れたら、慌てていてFYAを忘れたのに即効で返信があり、改めて頼りになると感激した。
例文2.最近はLINEなどの友人やり取りでも思わずFYAと書いてしまう。
例文3.一応はFYAにしておけば、仕事が早く片付くので今ではクセになって急でなくてもそうする様になった。
例文4.課長からのメールでFYAと冒頭に記されていると、それだけで胸が痛くなりストレスを覚える。
例文5.最近働き始めた妻は仕事先で覚えたのか、家でも私や子供達にFYAやCOBを使い始め、環境に染まるのが早いと笑ってしまう。
「FYA」を使った例文となります。
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FYAの会話例
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お早う。今日も寒いね。
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お早うございます。ところでメール見てもらえすますか?
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ちょっと待って…。ってこれ、何度もメールが来ているよ。まったく気付かなかった。あっ、スマホがマナーモードだよ。
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やっぱりそうじゃないかと…。FYAになっているから、早く返信した方がいいですよ。
職場での朝の会話やり取りで、先輩の方がスマホをマナーモードにしていて連絡が来た事に気付かなかったという内容です。
FYAの類義語
「FYA」の類義語には、至急を意味する「as soon as possible」の略語「ASAP」、返信を意味する「regarding」や「reply」の略語「Re:」などの言葉が挙げられます。
FYAの対義語
「FYA」の対義語には、参考までを意味する「for your information」の略語「FYI」などの言葉が挙げられます。
FYAまとめ
「FYA」は「For Your Action」を略したメールなどで特に使用されるビジネス用語で、タイトルや本文などに「FYA:」と記されていると「要対応」「要返答」という意味になります。何かしらのトラブルや質問に対して返事が欲しい際に使う表現なので、相手からそのような連絡が来たら速やかに返信をするのが望ましいでしょう。