G8(ジーエイト)

G8とは,聞いたこともあるかと思いますが,主要国首脳会議若しくは先進国首脳会議のことです。8カ国が参加していたので「グループ・オブ・8(Group of eight)の略でG8と呼ばれていました。G8の意味や国についても詳しく解説をしていきます。

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G8の意味とは

G8はもともとフランス(仏)アメリカ合衆国(米)イギリス(英)ドイツ(独)日本(日)イタリア(伊)カナダ(加)ロシア(露)の8か国の首相や大統領などの政府の長と欧州連合の代表(欧州理事会議長と欧州委員会委員長)が集まり,国際的な経済や政治的課題について毎年討議する会議のことです。ただし2014年以降、ロシアが参加停止したので,現在ではG7(ジーセブン)と呼ばれています。

G8の由来

1975年にフランス大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンがイギリス,アメリカ,日本と西ドイツの4カ国の首脳をフランスのランブイエに集め,フランスを加えて5カ国で初めての首脳会議を開催したのが首脳会議の始まりで当時は5カ国だったので「G5」と呼ばれたが,さらにイタリアを加えて「G6」となった。その後参加国がヨーロッパに偏っているため,翌年にアメリカ大統領の提案によりカナダを加えて「G7」となった。さらに1998年からはロシアが加わったことにより「G8」と呼ばれるようになった。しかし2014年以降はロシアのウクライナやクリミア半島での軍事的行為が問題視され,会議への参加が停止されたことにより,再び「G7」の状態となっている。

G8の文章・例文

例文1.G8からロシアが抜けたのでG7となっている。
例文2.G8とは主要八カ国首脳会議とも呼ばれた。
例文3.G8(G7)は昨年はカナダで開催された。
例文4.G8は過去に日本でも6回開催されている。
例文5.G8は今年(2019)で45回目の開催となる。
日本では過去に6回開催され,新しい順に2016年の伊勢志摩サミット,2008年の北海道洞爺湖サミット,2000年の九州沖縄サミットと1993年,1986年,1976年の3回は東京で開催されています。

G8の類義語

G8は主要8カ国首脳会議とも呼ばれていますが,主要国首脳会議や先進国首脳会議とも呼ばれ,一般的にはサミット(山頂の意味,各国首脳の地位を山の頂上と擬した)という名称がおなじみかと思います。

G8まとめ

主要国首脳会議(先進国首脳会議)は,国際的な経済活動に対する話し合いや取り決めを行うために行われてきたものですが,その結果が,参加していない他の国へも大きな影響を及ぼすため,批判の対象ともなっています。そのため反グローバリズムとしてのテロの対象ともなっているため,その開催には大規模な警備活動が必要となっており、日本での開催も2000年以降は大都市圏に比べてテロ対策などの警備の容易な地方都市での開催となっています。

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