HIIT(High-intensity interval training)
「HIIT」とは「高負荷な運動と休憩を交互に繰り返すトレーニング」です。最近はコロナ禍で運動不足を嘆いている人も多いでしょうが、自宅で手軽に出来るトレーニングとして注目を集めているのが「HIIT」です。ダイエットや健康に筋トレなど目的は人それぞれ多様ですが、短時間でも十分効果が得られるのが最大の特徴です。それでは解説に入らせて頂きます。
この記事の目次
HIITの意味とは
「HIIT」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語表記「High-intensity interval training」の頭文字からなる略語で、日本語訳すると「高強度インターバルトレーニング」の事。
(2)短時間で高負荷のトレーニングと休憩を繰り返して、より効率良く体が鍛えられる。
(3)自宅で一人でも出来る筋トレやダイエットや健康増進を目的としたトレーニングで、短時間に高負荷の運動と休憩を交互に繰り返すので、時間が取れない人にも好評であり効率良いとして注目を集める。
(4)「ヒート」とも読み同義。
「HIIT」は英語表記「High-intensity interval training」で、これを日本語訳すると「高強度インターバルトレーニング」となり「ヒット」や「ヒート」と呼ばれます。元々は1970年代に効率良いトレーニングとして開発され、その後に日本で五輪を目指すスピードスケートの日本代表選手向けのトレーニング法としてより発展しました。最大の特徴は高負荷な運動をした後に、必ず数十秒の休憩を設けて、その後再び運動を開始します。これを何度も繰り返すと有酸素運動能力の向上に繋がり、今では筋トレ・ダイエット・健康増進でも効果が期待されています。注意点としては「HIIT」には明確なトレーニングプログラムは存在せず、それぞれが独自の高負荷トレーニングを行っています。ですから初心者などはどんな運動をするべきか途方に暮れるので、スポーツジムやYouTubeで専門家による「HIIT」のプログラムが大変人気となっています。運動メニューは一人ひとりによっても違いますが、基本的には一般人なら毎日する必要はなく、1日10分程度のトレーニングを週に数回程度するのが「HIIT」で、これだけでも高負荷な運動なので十分に効果があります。具体的な内容はその場でジャンプする「ジャンピングジャック」、腹筋運動の「クランチ」、腕立てとジャンプを合わせた「バーピージャンプ」、膝を付いた姿勢でできる「膝つ付き腕立て伏せ」、下半身強化の「スライドスクワット」等々が代表的なトレーニングメニューで、これらを自身の体力レベルに合わせて取り入れます。運動嫌いでもジムなどに通わず自宅などで気軽に始められるのが幅広い年代に支持され、今ではトレーニングの中で最もポピュラーと言っても過言ではありません。
HIITの由来
「HIIT」は1970年代のイギリスが発祥で、ロサンゼルス五輪などで活躍した中距離走選手のセバスチャン・コー氏のトレーニングに父親でありコーチのピーター・コー氏が導入したのが始まりです。その後は日本でさらに「HIIT」は発展し、1996年に立命館大学・田畑教授らが五輪を目指すスピードスケート代表選手のトレーニングに導入し、有酸素運動能力と無酸素運動能力の双方で効果があると証明されました。
HIITの文章・例文
例文1.最近は太り気味なので、HIITを始めてみようと思った。
例文2.昨日夜中に突然思い立ってHIITを始めてしまったので、今は全身が筋肉痛で痛い。
例文3.結婚式が数か月後に迫った彼女が、ウェディングドレスを綺麗に着たいという一心でHIITを始めたが、デブ専なので痩せてもらうのは困るので毎日痩せたと嘘を吐きご飯を沢山食べてもらっている。
例文4.出勤前にHIITでもも上げを夢中でやっていたら足がつってしまい、その日は一日中仕事にならなかった。
例文5.HIITで筋肉ムキムキになれば絶対にモテると毎日必死でトレーニングをしてやっと念願の鋼の肉体を手に入れたが、冷静に考えると海やプールで水着にでもならない限り披露する場所もないし、第一彼女がいないので触ってくれる相手もいないので意味がないと気付いてしまった。
日常生活で「HIIT」を使った例文です。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
HIITの会話例
-
腰が痛いなー。ちょっと、病院行くわ?
-
あなた、また腰痛なの? 少しは運動して体を動かさないから、余計に悪くなるのよ。HIIT
-
分かっているけど、面倒でね。あっ痛たたっ!
-
仕方がないわね。じゃあ、私が車を運転するから。それと治ったら、今度こそHIITを一緒にやりましょうね。
腰痛になった夫と気遣う妻の会話です。
HIITの類義語
「HIIT」の類義語には、「レジスタンス運動」「RM法」「10RM法」「ピラミッド法」などの言葉が挙げられます。
HIITの対義語
「HIIT」の対義語には、低負荷やゆっくりな運動となる「初動負荷トレーニング」「スロートレーニング」などの言葉が挙げられます。
HIITまとめ
「HIIT」は「高強度インターバルトレーニング」と呼ばれる高負荷な運動と休憩を繰り返すトレーニング方法です。自宅の部屋など狭い場所でも、好きな時にサッと手軽に始められ、かつ筋トレやダイエットや健康増進などで効果があるとして近年注目を集めています。腕立てやジャンプにスクワットなど様々なメニューがあり、またYouTubeなどでも関連動画が多数あるので、それが人気を獲得した理由となっています。