iQIYI(アイチーイー)
中国が経済大国としてますます存在感を発揮していますが、日本人の多くは中国企業やサイトをあまり知らないですよね。例えば家電でも、国内のソニーやパナソニック、日立などは思い浮かびますが、中国企業をいくつも挙げられる人は少ないでしょう。しかし、世界的に見ると中国は本当に勢いがあり、それはネットの世界でも顕著です。今回の「iQIYI」も日本人の多くは知らないでしょうが、中国やアジア圏では大変有名なようです。それでは詳しい解説を始めていきます。
iQIYIの意味とは
「iQIYI」の意味は以下の通りとなります。
(1)中国最大の動画共有サイトで、ストリーミングサービスなどを提供するネット企業。
(2)有料会員1億人を超える中国最大規模の動画配信サービス「iQIYI」を運営し、近年はスマホ向け縦型動画などで話題を提供している。日本のテレビ各局やNetflixと提携するなど世界規模での進出が期待されている。
単純に説明すると、YouTubeの中国版が「iQIYI」です。中国ではYouTubeやTwitterなどが規制によりブロックされているので、日本では当たり前の世界的なSNSやアメリカ系のサイトが使用できません。それもあって、日本人には馴染ない「iQIYI」などの独自サイトが主流となっています。しかし、いくら日本や欧米では知られていなくても中国は人口約14億、東南アジアでも影響力が強いので、その独自サイトを無視できないほど現在は人気や支持を獲得しています。そんな「iQIYI」は2017年4月にアメリカの動画ストリーミングサービス「Netflix」と契約し、日本のテレビ東京やフジテレビとも協力関係になるなど名実共に中国ナンバーワンのアクセス数を誇るほどに成長しています。収益も好調で、2019年度第3四半期決算では総売上が1150億円超えと、その勢いは加速するばかりです。補足として、日本は観光大国を目指しているので、インバウンド狙いとして中国人観光客にアピールするには、「iQIYI」など中国の動画共有サイトの存在も大変重要です。ここで効果的な動画が投稿され、集客に繋がればプロモーションとしても大成功です。
iQIYIの由来
「iQIYI」の由来などは残念ながら不明です。中国語「愛奇芸」の発音を英語表記に当て嵌めたと推測できますが、確証はありません。「iQIYI」の始まりは2010年4月で、中国の検索エンジン企業「百度」とアメリカの投資会社「プロビデンス・エクイティ・パートナーズ」の共同出資で設立され、現在に至ります。
iQIYIの文章・例文
例文1.ニュースで中国の面白動画が紹介されたので、iQIYIでも同じような動画がないか探してしまった。
例文2.iQIYIもいずれは、日本で解禁され人気サイトになるだろうと確信する。
例文3.米中関係が良好になれば、iQIYIはさらに普及するかも知れない。
例文4.動画サイトは群雄割拠なので、iQIYIも安泰とは言えない。
例文5.中国人の友人はYouTubeを本当に知らなく、iQIYIで満足しているのに当初は驚いた。
「iQIYI」を使ったいくつかの日常でありそうな例文です。
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iQIYIの会話例
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日本でネットを使っていると、知らずに欧米サイトや欧米企業ばかり利用していますよね。
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言われてみると、グーグル、フェースブック、ツイッター、インスタなども全部アメリカのサイトだものね。買物もアマゾンだし、パソコンもウィンドウズがそうなるし、プラウザもそうだね。
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だから、iQIYIとかを最近知ったんですけど、中国では凄く人気があるんですね? 知っていました?
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何となくだけど動画サイト? 中国ではツイッターやユーチューブが使えないのは知っていたけど、代わりとなるサイトは詳しく知らない。
欧米と中国のサイトやインスタなどについて会話をして、そこに「iQIYI」も出てきます。
iQIYIの類義語
「iQIYI」の類義語には、「Youku」「Tudou」などの言葉が挙げられます。
iQIYIまとめ
「iQIYI」は中国最大の動画共有サイトで、その勢いは中国本土だけでなく東南アジアなどにも及び、将来的にはYouTubeと肩を並べる存在となりそうです。現在も日本のテレビ局やアメリカの「Netflix」と契約し、観光大国を目指す日本としてもこの動画サイトを利用して集客に結び付けるのが命題となっています。