LAMP(ランプ)
「LAMP」とは「最も普及している無償のソフトウェアの名称で、Linux・Apache・MySQL・PHP又はPerl・Pythonからなる造語」です。エンジニアやプログラマーでもない限り「LAMP」と聞かされても、一体何の事か分からないですよね。唯でさえ最近はカタカナ用語ばかりで、「Webサイト」「Web開発」と言われても何となく雰囲気で把握し、類似の言葉があると違いは分からないと思います。それでは、今やWeb制作では欠かせられない「LAMP」の解説をさせて頂きます。
LAMPの意味とは
「LAMP」の意味は以下の通りとなります。
(1)ITやOSS用語(オープンソースソフトウェア)で、「Linux」(OS)と「Apache」(Webサーバー)と「MySQL」(データベース)、「PHP(又はPerl、Python)」(プログラミング)の頭文字を合わせた造語。
(2)計算ソフトやメールソフトやゲームソフトなどのアプリケ―ションソフト「webアプリケーション」の開発や運用に適した無償公開しているソフトウェアの一つが「LAMP」となる。
「LAMP」はWebアプリケーションのプログラミング等々で必要なスキルで、Webデザイナーやプログラマーなどの「Web開発」をする仕事に携わっているなら誰もが常識として理解しています。基本的なところから解説すると、まず「Webアプリ」とはSNSならFacebookやTwitterなど、ECサイトならAmazonや楽天など、他にもパソコンで見れるのは全て「Webアプリ」となり、スマホでインストールする事で動くLINEやPayPayなどは「スマホアプリ」や「ネイティブアプリ」となります。これらを開発するにはプログラミング言語が必要で、プログラミング言語はいくつもありますがその中には「LAMP」で使われているPHP・Pythonが含まれています。要するに「Web開発」で最も有名であり普及しているソフトウェアが「LAMP」で、その理由は無償公開なので誰もが自由に入手し素人エンジニアから熟練プログラマーまでが使用できるからです。また、無償でも安全性が高くコスパが優れているのも支持されている理由です。つまり「Web開発」をするなら、OSは「Linux」、Webサーバ用のミドルウェアは「Apache」、データベースサーバー用のミドルウェアは「MySQL」、プログラムは「PHP」(又はPerl、Python)とするのが無難であり、(繰り返しですが)なぜなら無償でコスパが良いので多くの企業などが今でも使っているからです。このようなメリットを踏まえた上で「LAMP」のデメリットは、無償なので逆にサポート体制はなく、既に登場してから10年以上経過しているので昔の「Web開発」で用いられていた技術という側面がどうしてもあります。
LAMPの由来
「LAMP」は1998年にドイツのコンピューター雑誌「C’t」で、M. Kunze氏が提唱したのが始まりとされています。
LAMPの文章・例文
例文1.LAMP環境で作られている代表サイトの一つが「WordPress」となる。
例文2.LAMPはweb開発をするエンジニアやプログラマーに好まれるオープンソースソフトを組み合わせたものだ。
例文3.OSとは基本ソフトウェアの事でWindowsやWindows Phone、Android、macOSなどがあり、LAMPではLinuxがOSとなる。
例文4.Webサーバー系の構築ではLAMP以外にもLAPPやFLAPなどがある。
例文5.新人にLAMPなどWebサービスの基本を教えるのはとても厄介でどっと疲れが押し寄せた。
「LAMP」の説明や解説めいた例文となります。
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LAMPの会話例
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新しく開発するWebサイトだけど…。
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今回もLAMPを使っていいですよね? 私、これがいちんば得意なんですよ。
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いいよ。慣れているソフトウェアを使うのが一番だからね。
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了解です。
職場におけるLAMP系エンジニアの会話となります。
LAMPの類義語
「LAMP」の類義語には、「MEAN環境」「XAMPP」「FLAP」などの言葉が挙げられます。
LAMPまとめ
「LAMP」はWebサイトを作る4種類の技術(Linux・Apache・MySQL・PHP又はPerl・Python)を頭文字から合わせた言葉で、これらは無償のオープンソースという事もありプログラマーやエンジニアなどから広く支持されています。ソフトやサイト開発で最も定番であり、登場してから10年以上が経過しても未だに大勢が利用しているのが「LAMP」の凄さではないでしょうか。