LEDウォール(エルイーディーウォール)
「LEDウォール」とは「発光ダイオードであるLEDを使った大型液晶ディスプレイを用いた特殊映像における最先端技術」です。ドラマや映画の撮影舞台裏の様子を見ると、スタジオには巨大なスクリーンがあり一瞬で背景の切り替えを可能にしています。その秘密こそ「LEDウォール」によるもので、現在は仮想空間的な景色をあっという間に作り出して役者はそこで演技を披露しているのです。
LEDウォールの意味とは
「LEDウォール」の意味は以下の通りとなります。
(1)英語表記「LED wall」からバックライトにLED(発光ダイオード)を用いた大型の液晶ディスプレイの事だが、特に屋内外に設置するカスタマイズ可能な映像ビジョンを指す。
(2)「LEDビデオウォール」も同義。
”LED”は英語表記「light emitting diode」の頭文字からなる略語で「発光ダイオード」、”ウォール”は同じく英語「wall」から「壁」、この2つを合わせて直訳すると「LEDの壁」となりますが、昨今はLEDを使用した液晶「LEDテレビ」や「LEDモニター」を駆使してまるで巨大なスクリーン(壁)のように変幻自在な演出する技術を「LEDウォール」と呼びます。要するにLEDパネルをイベントなどで活用して企業のブランドキャンペーンや演出などに用いるのです。LEDパネルの特製として自由に組み合わせが可能なので、これまでなら巨大画面や美しい映像美ぐらいでしたが例えば画面を曲げたりして画期的な映像を作り出せるようになったのです。そんな最先端の映像技術などをまとめて「LEDウォール」と呼んでいます。例えば、ゲームや映画に遊園地などで導入される事が増えているバーチャル世界(バーチャルプロダクション)も「LEDウォール」の技術が活かされていて、映像を作る為の専用スタジオには巨大な「LEDウォール」で四方を覆い撮影が行われています。
LEDウォールの由来
「LEDウォール」の”LED”の歴史は古く、1906年にイギリス人科学者・ヘンリー・ジョセフ・ラウンド氏が炭化ケイ素に電流を流すと発光する現象を発見し、1927年にソ連のローゼフ氏が世界初のLEDを発表します。その後は1950年代には寿命が長いや消費電力が少ないといったメリットから実用化され照明などに当初は用いられ始め、2004年にはソニーが世界初のバックライトにLEDを使う液晶テレビを発売し、2009年には他メーカーのテレビなどにも広く普及をし始めます。2014年に不可能とされてきた青色LEDの発明・実用化に赤崎勇氏・天野浩氏・中村修二氏の3人が貢献しノーベル物理学賞を受賞しました。
LEDウォールの文章・例文
例文1.新しい家電好きの知人と秋葉原で開催されているLEDウォールのイベントに訪れた。
例文2.世の中はバーチャルやLEDウォールやブルートゥースといった最先端技術で溢れているが、それでも国民の多くは貧しく生活苦なのだからどうにもおかしくて仕方がない。
例文3.将来は一流エンジニアとなってLEDウォールの技術をさらに高めるのが夢である。
例文4.今や映画撮影で昔の風景を再現するのもLEDウォールが導入されているので、もうセットを再現する必要がない。
例文5.新宿の街頭ビジョンに現れる巨大猫もLEDウォールによる賜物である。
「LEDウォール」を使った例文となります。
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LEDウォールの会話例
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猫好きの俺としては、どうしても一緒に行きたい場所があるんだよ。
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えー、どこに行くのよ。もしかしてU…、USJ?
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惜しい…。新宿のLEDウォールによる猫が出現するモニターが話題だから観に行こうよ?
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惜しくないよね。って言うか別にいいけど…、私達が住むのは三重県だよ。遠くない?
新宿で話題の巨大な3D猫に興味津々な地方在住の彼氏とその彼女の会話です。
LEDウォールの類義語
「LEDウォール」の類義語には「LEDディスプレイ」「LEDマルチスクリーン」「LEDモニター」「LEDライト」「LED光センサー」「LED照明」「LED電球」「有機LED」などの言葉が挙げられます。
LEDウォールまとめ
単なる巨大な液晶モニターだけでなく、映画やゲームなどのバーチャル技術の為に撮影スタジオなどでも欠かせられない最先端の映像技術が「LEDウォール」です。現状はイベントなどでの大型ディスプレイで製品PRを行ったり、撮影スタジオや照明器具などでもLED(発光ダイオード)が使われていますが、今後はこの技術が様々な分野や製品にも応用されると期待が持たれています。